野球お絵かき@なんJまとめ

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石山本願寺

【祝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【3凡】

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1: 名無しさん 20/07/24(金)21:12:08 ID:baf

天正四四八年 文月弐拾肆日

 長きに亘り各武将との合戦に明け暮れていた本願寺一行。上々の戦果を持ち帰り青山占領地に辿り着くと、待っていたのは五千にも上る信徒の姿であった。
 待っていたぞ。良く戦っている。口々に掛けられる声に感激したのは小僧吉田であった。此の夏より僧兵となった新参である。然し、先立っての合戦では醜態を晒した。
 信徒に無様を晒すわけには。輝きを胸に、吉田は戦場に立つ。絶対的な力を持つ徳川軍が、青山の地に間もなく訪れようとしていた。

 此の先鋒に勝利の手柄を。一行は一致団結、第二戦線に敵先鋒今村を此れでもかと締め上げる。此れには白鶴丸と伊達軍より拉致した苦沙弥大魔王も恐怖。思わず進軍を許す始末である。
 続き第三戦線にこそ手傷を負ったが、吉田は第五戦線迄を辛々駆け抜ける。良き背中を見せられただろうか。一つ息をつく吉田であった。









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【祝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【4凡】

19535
1: 名無しさん 20/07/21(火)21:11:40 ID:Yto

天正四四八年 文月弐拾壱日

 戸田より報告である。素荒守大兄、盛られた毒の回復芳しくない。此れに将高津は曇り顔である。守護を任せるべき先鋒が居ないのだ。
 阿呆鱈山田は見事爆発四散し、薙刀使い山中の調子も上がらぬ。どうしたものか。声が掛かる。私が行きます。
 将高津、顔を見上げる。金剛原の姿が其処には有った。ならぬ。体を休めよ。言葉に原、頭を振る。私には暇が無いのだ。
 不承不承ではあるが、将は言葉に頷く他無かった。無理だけはするなと一言。増築された北条の城下にて、金剛は覚悟を決めていた。

 だが現実は甘くはなかった。第一戦線、早々に韋駄天梶谷に砲撃を食らうと、息吐く暇も無く袈裟斬り。矢張り駄目ではないか。
 違うのだ。私は護れるから来た。故に此の失態にて挫けはしない。第五戦線迄一直線、男は駆け抜けた。未だ力が足りぬ。呟く原であったが、駆けつけた信徒からは惜しみない賞賛が浴びせられた。









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【祝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【3凡】

19173
1: 名無しさん 20/07/15(水)22:20:24 ID:8jp

天正四四八年 文月拾伍日

 最悪の結末であろう。老師の手柄は又しても失われ、豊臣軍の手に掛り散る。支柱を失った本願寺一行は動揺を隠せずにいた。
 加え、三散華山田の容態が芳しくない。此れ又荒療治ではあるが、二の陣の守護に切り札荒木を宛がうなど、緊急事態が続いている。
 戦法は稲生亜である。合戦訓練では優秀な成績を残した此の伴天連であるが、此処迄は天運にも見放され、泥を啜る始末。
 此れに苦労人井野が背を合わせ、我ら猪軍として戦わんと士気を上げている。
 此度はどうなるのだろうか。一行は不安気に、止み始めた雨を眺める以外になかった。

 豊臣軍が待ち受ける。其の先鋒は軽詩愛。第一戦線から此れを攻撃すると、彼の者が退いた第六戦線には絵好婆による砲撃が初成功。此れを祝うように、第三戦線では稲生亜が花火を打ち上げた。









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【単独首位】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

19073
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【代 打 三 ツ 間】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【もうグチャグチャ】

18653
1: 名無しさん 20/07/07(火)21:50:11 ID:7Zm

天正四四八年 文月漆日

 七夕である。通例と云うほどの物ではないが、しとしとと降りしきる雨であった。
 逢瀬を邪魔されたくはないのだ。雲で隠し、雨で見上げることを許さず。故に七夕は、雨が多い。
 然し此れでは自慢の火薬が使えぬ。織田城に攻め込まんとする本願寺一行が将、高津は忌々しく空を見る。火薬は要らぬ、私が行こう。応えたのは素荒守大兄。
 七夕の悪夢とやらも私には効かず。悪夢を終わらせようぞ。織田軍との再戦が、静かに静かに始まろうとしていた。

 攻め入ると待ち構えていたのは夜の凪のようだと謳われる柳であった。此の男、本願寺の攻めには暖簾に腕押し、全く通じはしない。僧兵らが苦手とする先鋒である。
 だが其れは素荒守大兄とて同じ事。狭き陣を駆け回り、柳、素荒守両先鋒が僅かな戦火をも許さぬ見事な守護にて戦線を制する。
 然し第六戦線であった。水軍指揮村上が此の柳に漸く一撃を加えると、続き歌術使い西浦、静かに子守唄を囁く。此れには柳とて膝を屈する以外にない。然し尚も辛々、第七戦線迄を唯一人で走り抜いた。









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【劇場】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【勝てればよかろう】

18489
1: 名無しさん 20/07/04(土)21:22:03 ID:ucp

天正四四八年 文月肆日

 涙雨降りしきる中、老子石川、遂に膝を屈す。序盤の闘いこそ哲学者今永を攻め立てるものの、老師の撤退と共に士気も下がったか、北条軍の守護の前に勝手を許した。
 暴風荒れ狂う中、前回は失態を晒したが此度こそはと願うは来安小川。老師撤退に際し、守護陣を多く使った。
 なれば其方に任せよう。長き戦線を支配するのだ。将高津の言ノ葉に頷く来安。他方、宣教師 絵好婆は何かを懐かしむように北条軍の方向を見つめていた。

 第一戦線、先ずは爆発する来安であったが、相次いで第四戦線にも爆発。更には第三戦線、第五戦線にも北条軍の勝手を許す。
 番頭としては評価の出来ぬ守護であったが、第六戦線迄を多くの傷を負いながら守り切った。此れは将にとっては幸いだった。
 だが、来安の乱れをものともしないのは本願寺一行の誇る攻撃陣である。第二戦線、最早反動など知らぬとばかり、歌術使い西浦が絶唱すると、第三戦線では僧長青木が爆撃敢行。敵先鋒の大きな虎は討伐された。









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【大劇場】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【辛勝】

18216
1: 名無しさん 20/07/01(水)21:40:26 ID:ioy

天正四四八年 文月朔日

 徳川による青山占領地破壊活動により壊滅した石山本願寺一行。燃え広がる炎を鎮めるには常より長き二昼夜、そして多くの雨が必要であった。
 此の雨の中、更なる合戦を求め挑み来たは毛利軍。先鋒は鄭損である。何たる非道か、此の光景が見えぬのか。新たな伴天連 稲生亜の必死な説得により毛利軍は一度引き下がったものの、翌夕、またしても雨の中挑み来る。
 此れでは仕方あるまい。私が出る。素荒守大兄であった。此の男が守護を担うなら不安は要らぬ。早速毛利軍の殲滅に掛ろうとす。

 然し突如水軍指揮村上の謀反発生により、第一戦線より手傷を負う大兄。更には小僧古賀にも乱され、第五戦線までを切り抜けるも其の傷は深い。
 手柄が与えられるのなら安い物よ。是迄は抑々、戦場に出られなかったのだ。素荒守は然し朗らかに笑い、絵好婆と仲良く語るのであった。









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【悲報】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【大炎上】

17946
1: 名無しさん 20/06/26(金)20:55:48 ID:XNu

天正四四八年 水無月弐拾陸日

 青山占領地に攻め入ってきた豊臣軍を西浦の絶唱で打ち払った本願寺一行。然し此れで力を使い果たしたか、其れとも絵好婆の守護を信じたか、また将高津の側に付くと、男は語る。
 だが戦場より去る直前、歌術使いは云う。今の歌にて、徳川を刺激するやも、と。其の懸念は信憑性を帯びていた。ともなれば、徳川も絶対的番頭菅野を先鋒に置き、攻め込んでくるだろう。
 なれば。高梨と盃を酌み交わしていた老師石川が立つ。此処は私が行こう。将高津も頷く。此度こそ勝利の手柄を授けよう。石川はゆるりと笑った。

 翌日、未だ日が高い頃。西浦の予言通り、徳川軍が新潮盗賊団の屍を引き摺りながら来襲。
 既に一戦終えた後か。休息は。問いに、要らぬと返すは徳川軍。お主らを潰しに来た。菅野は不敵に笑いながら云う。潰されるのは其方よ。返すのは石川。此処に開戦の火蓋は切って落とされた。




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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

no title 0203
1: 名無しさん 20/06/19(金)21:56:58 ID:sZT

天正四四八年 水無月拾玖日

 熱る身体を冷ますが如く、日ノ本には雨が降り注ぐ。然し其れでも変わりなく、開戦の帳は緩やかに開かれるのみであった。
 将小川より其の任を継いだ将高津の前に、織田軍が肩で風を切るようにやってくる。名を述べよ。やや震えた声で将高津が云うと、将は返した。――余だ。
 一行、再び震え上がる。此の年もまた彼の者は名乗らぬ。とあらば、第六天魔王織田信長がまたしても蘇ったのだと、そう信ずるほかは無い。

 では新たな将に祝をやろう。敵将の言葉を合図にか或門手、微死江戸の両伴天連が協力し、綺麗な華火を打ち上げる。
 此の歓迎には将高津も感動。返しが必要だろうと武士坂口と三散華山田に江戸の華火を披露。華麗な光と音のもと、ついに合戦の火蓋が切って落とされた。
 第一戦線、早速村上水軍が敵先鋒、冥土の夢見る大野を叩く。先ずは流れを引き寄せる。然し此の泥濘む地では脚の踏ん張りも効かぬと老師石川はぼやく。
 僅かな有利も此れでは変わらぬ。どうか力が欲しい。第三戦線にて危機をどうにか乗り越える老師であったが、先程の返しとばかり、怯懦京田による身代わりの術にて戦火を許してしまった。

 だが第四戦線、僧長青木による砲撃と武士坂口の剣技にて遂に大野を斬り伏せる。第五戦線にも水軍指揮村上に神の子大引の加護が宿り、老師石川を見事援護。此れにて石川には手柄が約束されることとなる。









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【復活】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【逆転勝利】

 15726
1: 名無しさん 19/06/15(土)17:03:03 ID:otW
    
天正四四七年 水無月拾伍日

伊達軍を粉砕した一行、突如襲撃を受けた山賊に粉砕さる――。何の皮肉か、与えた被害と全く同等の被害を受けるに至った。
更には武器屋、木っ端微塵の肉片が残ったことは未だ奇跡と言わんばかりの猛攻を受ける。此の大敗に誰も彼もが下を向く。
然し悪い事だらけでも無かった。白き翼廣岡が遂に攻撃を成功させたのである。まるで戦に勝ったかのような盛り上がりではあったが、勝たねばならぬことに変わりはない。
私の出番か。全盛期を取り戻した番頭石川が身を起こす。此の男こそ、現在の先鋒では最も期待できると言えるだろう。
今日こそは山賊に復讐を。所沢四阿に挑む其の顔ぶれには、確かに廣岡の姿もあった。

第一戦線、早速三ツ首を獲った石川は第二戦線、山賊の頭栗山に襲撃を受ける。然し此れをさらりと片付けると、第三、第四と襲撃の危機を回避。
此れにて完全に波に乗った勝男たる石川、なんとそのままあっという間に第七戦線まで切り抜けたのだ! 一切の危機さえ許さぬ刀捌きに、民衆の興奮は冷めやらぬ。
一方の攻撃陣、摩訶不思議な言動をする男と対峙。本願寺ではなくて、山賊が勝ってもいいと思っている。そのように話す男は石を蹴り上げ僧兵共を狙撃。第一戦線倒れ臥す。
然し第二戦線、扇の要中村がりんごを手に持ちながら第一陣へと進撃すると、小僧山崎痛烈一閃、若き力が先ずは洗浄の主導権を握る一撃を放つ!
更には第三戦線、三散華山田が敵先鋒本田を叩くと、続き伴天連思想青木の長距離射撃が炸裂し好機を迎える。
勝機を溢すな、掴み取れ。民衆の願いは暴れん坊馬連手院に届く! 重い重い一撃が本田の脳天に叩きつけられる!!
然し未だ本田君臨す。私の勝ち。何故私が立ち続けているか、次の人生迄考えるが良い。言い放つと第七戦線迄、まるで石川を模倣したかのように圧倒的な守護で乗り切る!!
だが其れでおいそれと逃げ切らせる本願寺では無い。役目を終え帰還を果たそうとする本田を爆撃するは青木であった!

だが此の仕打に腹を立てた山賊団、石川を叩き好機を演じる。此処で鉄球投げ梅野が挑むも粘り気のある網に捕まり、自らの鉄球にて自滅!
鳴り響く山賊の音頭の中飛び出したのは幕賀府。然し大食漢中村の一撃により粉砕!! 戦場が一瞬にして引っ繰り返った!!
此れで終わるわけには行かぬのだ。第九戦線、総締め増田が現れる。昨年と同じ苦しみを与えようぞ! 中村が懸命に第二陣へ進撃すると、猪追い塩見と交代。
更には増田の判断間違いに因り山崎の囮作戦が奏功、切り札荒木の一閃を生む! 此れに続き藤井、山田の囮作戦は成功、再び戦場を握った!

第九戦線、再び返り咲いた此の地の守護。立つは和尚、護るは城門。
第八戦線途中迄を完璧に護りきった番頭石川に必ず勝利を授けねばならぬ。
なればこそ挑む。石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。


      
      
      
      
      
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【祝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【五十嵐最多勝】

 14968
1: 名無しさん 平成31年 04/30(火)18:06:24 ID:BkF
    
天正四四七年 卯月丗日

今日、天皇が退位を果たす。ともなれば祝うのが筋だと、本願寺並びに北条軍は宴を開くことにしたという。会場は北条が本拠。此の報せを受け取った語り部は足早に駆けつける。
此の地、待ち受けたるは発屯戦車団書記官。号令により、新たな時代を祝う火が灯された。然し此の点火、誤ったのは敵兵進藤。此れにて祝い火は大爆発、派手に一つの時代を終えた。

だが巻き込まれた側にとってはたまったものではない。進藤は勿論、北条軍平田や三嶋、果ては金剛原まで爆死。此れは相手軍の陰謀であると双方指揮が述べれば、最早戦は避けられぬ。
此の戦火に巻き込まれ、語り部は無残に散った。
第六戦線、幕賀府が常通りの守護を魅せれば、第七戦線には鉄球投げ梅野が駆けつけ、砲手筒香に一撃を浴びるも第八戦線まで他者を一切寄せ付けず。
一方の北条軍もまた、爆発に巻き込まれつつも生還した三嶋や戦艦大和を乗りこなした国吉が切り抜ける。大爆発の後には静寂が広がるのみとなっていた。

第九戦線、突如北条軍は酒場江洲娘を開店。剛力羅や若き村上を酔わせ倒す策に出る。此れに堪らず飛び出したのは呂決徒五十嵐である。泥濘む土の上を跳び回りながら三者を討ち取った!
未だ幕は下りぬ。未だ開店を続ける酒場に挑んだ西浦、端留分天と呼ばれる魔曲を歌う。此れに因り全てが混乱に包まれた中、切り札荒木が店を爆破!

第十戦線、雨と炎が舞う地に立ち上がったのは和尚。
古き時代を終わらせ、新しき時代を創るは我等と証明するべく立ち塞がる。
故に挑む。石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。


      
      
      
      
      
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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【首位堅守】

 14813


1: 名無しさん 平成31年 04/20(土)17:41:22 ID:zI7
    
天正四四七年 卯月廿日

豊臣軍の超重量爆撃に晒された一行は、這々の体で尾張へと逃げ込んだ。然し待ち受けるは第六天魔王織田信長率いる織田軍。貴様は織田信長、と将小川が叫ぶと、其の者は余だ……と呟くのであった。
一行は此の先鋒笠原相手に善戦するも敗北。来安小川もまた、邪教に染まりゆく始末である。
ならば、と翌昼一行は襲撃。先鋒は老師石川、然し織田軍は此れを読んでいた。圧倒的に本願寺に対して相性良く、夜の凪のようだと謳われる柳を先鋒として呼んだのだ。

此れに石川は狼狽、早速射撃を受け本丸が小火を起こす始末である。だが第二戦線、決定機とはならずも一行は柳を追い詰める。すると第三戦線には小僧太田! 本願寺信徒となって初の砲撃敢行により柳を爆破! 戦況を均衡に戻した。
更に一行は進撃、第六戦線には暴れん坊馬連手院が長距離射撃で柳を動揺させると、続き優しき剛力羅が飛鳥文化攻撃。更には歌術使い西浦が気の抜けるような魔曲にて幸運を呼び寄せる。
此処で現るは天才川端であった! 此の男、今合戦初の戦いにおいて敵兵討ち取り、これが遂に千首となった! 此れには一行ならずとも敵兵も大いに沸いた。

一方老師石川は第二戦線より常の安定を取り戻し、第五戦線にて後続へ繋ぐ。
第六戦線は伴天連 幕賀府、第七戦線は鉄球投げ梅野がそれぞれ肉薄、或いは攻撃を受けながらも守護を続ける。
然し第八戦線に猛牛近藤が紅布を見つけ暴走。其の儘火に駆け込み焼肉弁当の完成と相成ってしまった。またしても勝利の手柄が奪われた老師石川は、其れでも尚勝利を祈り続ける。

此れに報いねばならない。直後一行、奮起! 楽師鈴木が戦いの終わりを告げる音を鳴らそうと準備する中、神の子大引が真なる音色は木魚でのみ鳴ると説法。
更には伴天連思想青木、三散華山田が其々進撃にて楽師を全包囲。
此処で剛力羅は虹十字の宝玉に手を伸ばす。活力を漲らせた剛力羅、圧倒的な殴打にて楽師を粉砕!! またしても流れを引き寄せた!!

第九戦線、尾張に立つは和尚。嘗ては魔境と呼ばれた此の地で、昨年より早く、此処に立っている。
故に挑む。決して頂きへの道を譲ってなるものか。其の先頭に進むは、石山本願寺一行である。首三つにて、其れを証明する。


      
      
      
      
      
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【祝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【3凡】

 14654
1: 名無しさん 平成31年 04/14(日)17:54:05 ID:DgM
    
天正四四七年 卯月拾肆日

徳川絡繰屋敷、突如爆発。一体何が起こったのか。然し其の爆風の中、本願寺一行と徳川軍は未だ戦を止めようとはしなかった。
第一戦線では伴天連思想青木に加え徳川の若き旗頭岡本が、第三戦線では歌術使い西浦と白鶴丸、伴天連 微矢鵺馬が。第五戦線では水軍指揮村上が遠慮の欠片もなく爆撃の嵐である。
最早こうなっては今日の先鋒など分かろうはずもない。互いの守護者が全力を尽くす展開と相成った絡繰屋敷焼け跡である。

第五戦線、村上の爆撃に続いたのは扇の要中村であった。長距離射撃にて琉球王子の宮國を翻弄すると、白き翼廣岡の射殺に失敗。更には小僧太田、青木の囮作戦により戦況を大きく傾けた。
更には第七戦線、またしても中村が徳川軍を切り抜くと、蝦夷の司令塔西田、三散華山田という同い年の強者が桜井を粉砕に至った。

一方の守護陣は爆撃から本願寺一行を逃すべく、第四戦線より守護開始。先ずは呂決徒五十嵐が瞬く間に蹴散らせば、第五、第六戦線は雨使い破風が背水の陣にて徳川軍を翻弄。
第七戦線は鉄球投げ梅野が下し、第八戦線は猛牛が暴れ回る。圧倒的大差にて粉砕せんとする一行の覚悟が伺えた。

第九戦線、焼け跡に佇むは和尚の姿。徳川との争いは砲撃が飛び交う野蛮極まりない闘いであった。
然し此の全てを浄化せん。和尚の説法にて、極楽浄土へ誘うのだ。石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。


      
      
      
      
      
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【祝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【セーブ】

1: 名無しさん 平成31年 04/02(火)20:43:14 ID:jv1
   no title
 
天正四四七年 卯月弐日

一行に衝撃が走る。先日の豊臣戦にて射殺された武士坂口、呪術による復活にも時間がかかるという。
此れに将小川は嘆息。其の額にはまた一つ皺が刻まれた。嗚呼、第一陣の守護が可能な者は多く居よう。先陣を切れる力強きものも居よう。多くの一撃を放てる者もまた、多く居よう。
だが其れを、全て高い技量にて行える者など武士坂口しか居ないのだ。痛恨の離脱に、誰もが下を向く。
――狼狽えるな。声に顔を上げると、金剛原の姿が其処には有った。武士が居らずとも何も悲観することはないのだと説き伏せる。男は立ち上がると、背中で語らんと青山占領地への道を歩み始めた。

青山占領地に戻った一行を待ち構えていたのは北条軍である。其の先鋒は茶汲み坊主上茶谷である。此の男、唯の下男とするには勿体無いと敵将羅魅礼須により兵として迎え入れられたのだという。
成程と一行は唸ることになる。確かに上茶谷、素質十分な守護を見せるではないか。其の守護の前に一行攻撃陣は皆沈黙する始末。此れに怒りを燃やしたのが金剛である。
金剛原にとって、此の上茶谷は見知った存在であった。嘗て同じ寺子屋で勉学を共にしたものだ。だからこそ全てを知っている。此れを切り払い、更に完璧な守護を続けるのである。

此れに奮起したのは伴天連思想青木であった! 金剛が此処まで立ち向かう中、借りてきた猫の如しでは情けない。高揚せよ本願寺とばかり、上茶谷に砲撃敢行!! 此れが本願寺にとって初の砲撃となった!
第五戦線も一行は上茶谷を攻めるが、水軍指揮村上の長距離射撃の間に歌術使い西浦が河田参謀の自爆に巻き込まれ、追撃とは至らなかった。第六戦線も変わらず攻め立てるが此の上茶谷、致命傷を避ける守護である。
すると第七戦線、北条軍の砲手筒香が射撃を行うと、続き海賊曽都が第一陣に進撃。初めて迎える危機ではあるが、今宵の金剛に心配など無用。呆気なく大洋の生き字引戸柱を切り伏せると、滑るように自陣へと戻っていった。

第八戦線、地鳴りが響く。此の足音は猛牛近藤だ! 然し未だ武士の怒りが冷めぬのか燃えに燃える猛牛、戦艦前田に第一陣の進撃を許すと、迷い込んだ柴犬をしばき回す始末。此れにて危機を招く猛牛、待ち構えていた宮崎熊と男の惚れる男佐野が此れを丸焼きにする始末であった。
だが金剛、手柄は最早与えられぬというのに一行を鼓舞。敵戦車の接近音に、或れを破壊せしめれば良いのみと勇気付けるではないか。此れに切り札荒木が応えると、伴天連思想は砲撃を受けつつも第一陣に進撃。
三散華山田こそ発屯将軍の手に落ちるが、暴れん坊馬連手院が戦車を粉砕!! 更には剛力羅が第一陣に進撃、此れを完全包囲!
すると歌術使い西浦が絶唱、如何に装甲堅牢な戦車と言えども音波攻撃に耐えうるはずもなく、粉砕、粉砕!! 更には其処らへんを歩いていた知人男性、将軍を挑発し射殺される間にまたしても戦車の撃破と相成った!

第九戦線、戻ってきた此の地には和尚が立つ。駆けつけた信徒共の前で再び醜態を晒すなど、有り得ぬ話だ。
故に挑む。石山本願寺此処に有り。黙して御覧じろ、勝利まで残る首は僅かに三つである!!


      
      
      
      
      
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【悲報】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【サヨナラ暴投】

 14205
1: 名無しさん 2019/03/29(金)21:20:45 ID:euV
    
天正四四七年 弥生弐拾玖日

――長きに亘る戦いが始まる。これを察知した将小川に武者震いを止めろというのは、難しい話であった。
最早毛利の治世には我慢がならぬ。斯くして立ち上がりし各武将は、如月朔日を以て反旗を翻す。決戦の火蓋が切って落とされる迄はと、各々が研鑽に臨んだ。
最中、徳川軍は毛利軍より丸を招聘。応じた丸に怒りを覚えた毛利軍、長野騎馬隊を拐かし其の軍勢に加えたのである。
戦事情に動きが見える中、本願寺一行も静観を決め込んだわけではない。小僧村上に水軍指揮権を与えれば、辛子亭店主には店の切り盛り専念を言い渡す。更には歌術使いの喉を考慮し、白き翼廣岡へとその任を言い渡す。

最早争いを止めるには、ただ一武将の権威を示す他に手段など無し。石山本願寺に豊臣軍が襲い来ると、迎え撃つは準備万全の一行! 最早戦いが始まらぬわけもなかった!
第一戦線、敵先鋒伝達者に一行は必殺の陣を敷く。然し見覚えのない兵が此れを防ぐのだ! 問うと、それぞれ近本、木浪と云う。豊臣の新兵が手練を抑え此の地に居るのだ。相当な強者に違い無いと、一行は兜の緒を締め直した。
一方、先鋒来安小川は安定した剣捌きを見せる。第一、第二、第三戦線と首三つを並べれば、攻撃陣の反撃を待つばかりである。

すると第四戦線であった! 突如として照準定まらぬ様子の伝達者に伴天連思想青木、十八番改め三散華山田、優しき剛力羅が包囲。すると水軍指揮村上が豪快な笑い声とともに伝達者に刺し違えの一撃を放つ!!
此れには来安、喜びを隠せぬ様子。食い下がる聖人木浪を退けると、地底人糸井にこそ手傷を負わされるがそのまま第四戦線を切り抜けた。
然し第六戦線、突如として白き翼廣岡が謀反!! 此れに依り僅かながら傾きつつあった流れは平坦に戻る。宮本参謀役は憤怒の形相であった。

第七戦線は消沈した小川と扇の要中村が与太郎比屋根を思い起こす様な失態を演じると、此れにつけ込んだ伴天連 奈婆呂の射撃にて窮地を招く。然し此処は番頭、後続を断ち好機を待つ。
第八戦線、豊臣軍は伝達者を下げ鄭損を出す。すわ毛利の番頭か!? 然し出でしは見覚えのない兵である。紅莉栖では無く否地球と名乗る伴天連は、豊臣軍に依り新たな伴天連として招集されたのだと言う。
此れに青木が襲いかかると、続き暴れん坊馬連手院が弾筋を見切り第一陣に進撃。然し剛力羅、樽に詰め込まれ好機を逃す始末。否地球は力強く拳を握り上げるのであった。
――何かが見える。かつての庭で走り回る荒くれは何だ? 牛だ! 猛牛近藤、推参である!! 三者をあっと言う間に突殺であった!!
すると豊臣軍から見慣れた顔。酒屋店主怒栗鼠である!! こともあろうか若き村上、廣岡を酔わせ潰すと中村も屠る始末である。
此の惨状に現れたのは雨使い破風である! 再び本願寺に力を与える伴天連は天を見られず嘆きながらも三首を並べるのであった。

第十戦線、嘗ての番頭、定火消能見が現る! 何処にも火が点いていないと右往左往する能見に武士坂口の痛烈一閃! 更には三散華山田との勝負を放棄した豊臣軍に相対するは猪追いの塩見である!! 然しここは僅かに至らず、決定機を逃すのみである。
其処に現るは鉄球投げ梅野である。昨年有卦中尾から責を継いだ男は今日も躍動だ。三者を斬り伏せ、祈るように戦線を見つめる。すると豊臣軍、次から次へと繰り出す守護者、次なる刺客は渡り鳥桑原である! あっと言う間に一行の目を潰すと、颯爽と去っていった。

第十一戦線、立ちはだかるは和尚。演習においては情けない姿を見せたが、合戦ともあれば話は別だ。
なればなすことは一つ。首三つを並べ、この戦に勝利するのみだ!


      
      
      
      
      
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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

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1: 名無しさん@おーぷん 2019/02/23(土)15:10:38 ID:DmE
    
天正四四七年 如月弐拾参日

雪解けである。如月も終わりを告げようとしている刻に於いて、一行の姿は何処にもなかった。
否、其の姿、琉球王国にあるではないか。未だ寒さが厳しい彼の地を抜け出し、男衆は此の地でこれより始まろうとしている全国統一への争いに備え鍛錬を重ねているのだ。
然し其の思惑、どうやら豊臣も同じと見える。本願寺一行の目と鼻の先、黄金の装いで豊臣軍が鍛錬を重ねているではないか。
もし此の場で襲えば、戦況は一気に楽になるだろう。然し其の様な事、僧として、武士としての誇りが許しはせぬ。故に現在は手出しせず、互いの研鑽を重ねるのみ。
然し将小川のもとに何者かが歩み寄るではないか。将矢野である。昨年まで指揮を執った将金本、敗戦の責を問われ切腹を余儀なくされたのだと言う。
敵将提案するは模擬戦である。互いが良き戦いを成すために、一度手合わせ願いたいというのだ。此れに将小川も首肯。こうして琉球王国にて非公式ながら合戦が行われることとなったのだ。

一行先鋒は武器屋、対する豊臣軍若き守護者才木を出す。この男には本願寺一行、多分に苦しめられたものだ。
然し其の才木、いまいち調子が上がらぬと見える。不安定な守護にて一行僧兵は愚か、修行中の小僧らにまで滅多打ちをうける始末。
一方の武器屋であるがこちらも武器の選定に戸惑い、第一戦線にて木刀で叩かれ叩かれ。然しながら第二戦線は此れを選び復調したかに思えた。

第三戦線、蠣崎軍より召喚せし高梨が現る。この男、嘗ては小僧の中でも卓越した技能を見せたものだが最近はとんと調子が上がらぬというのだ。
此れに既視感を覚えた一行は太鼓持ち秋吉との交換にて高梨を迎え入れる。互いに新天地での活躍を祈ろう。其の高梨、不安定な守護ながらも第五戦線までを抑えきった。
そして第六戦線、現れたのは牛である。昨年通りの香ばしい突進にて三者を突殺すると、第七戦線には和尚が出る。
果たしてどのような戦いが今年は見られるのか。内心心臓が跳ねるのを抑えきれず、和尚は挑む。
石山本願寺、出撃の刻である。


      
      
      
      
      
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【Ys】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【10/2】

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1: 名無しさん@おーぷん 2018/10/02(火)21:03:23 ID:KC3

天正四四六年 神無月 弐日

位捲守合戦への進出を決めた本願寺一行。七年振りともなる徳川軍撃破も合わせ一行は燃えていた。
次なる視点は毛利軍に次ぎ、合戦順位を二位と成すこと。其の為には先ず、青山占領地に襲い来る北条軍を叩く他あるまい。
此の北条軍もまた、位捲守合戦に挑むべく戦っている猛者共だ。一行にも容赦なく、死力を尽くしてくるだろう。
だと云うのに、将小川は先鋒を小僧高橋と為す。――経験を積ません。此れを意気に感じた高橋、北条軍との死闘に挑む。

波乱の始まりである。北条軍が乗ってきたのは戦艦大和。其処には空母加賀の軍艦旗も掲揚されているが、高橋は先ず此の操舵室を破壊する暴挙に出る。
此れには北条軍、並びに其の民が激怒。然し此れを乗り越え、高橋は北条軍の主力である海賊曽都、砲手筒香、伴天連 呂兵洲を斬り伏せ凌ぐ。
更には第二戦線、第三戦線も第三陣にまで侵攻を許すも本陣突破は許さない。すると攻撃陣、此れに発奮!
第一戦線、敵先鋒平良に対し暴れん坊馬連手院が砲撃を敢行!! 更には第六戦線まで進んだ暴れん坊、地に伏す平良に砲撃!! 平良を真っ平らである!!
然し此の暴挙に怒りを燃やした宮崎熊は、第五戦線に高橋をバラバラにせんと突き進む! 致命傷こそ免れたものの、此れで小僧は撤退。然し第六戦線を大下が凌ぎ切り、優勢を保つ。

だが第七戦線、梅野が挑むと戦況は急変。重圧に敗れたか、其の銃口が安定しないのだ。余りにも振れる銃弾に、苦労人井野が巻き込まれる。避難の間隙、北条軍が本陣を突破、炎が広がる!
だがなんとか此れを封じると、続く第八戦線は雨使い破風の尽力もあり此れを鎮火。僅かながらに優勢の状況にて、戦場を繋ぐ。

そして第九戦線、満を持して現れるは和尚。先の合戦では醜態を晒したが、此度の戦いで同じ過ちを繰り返す訳にはいかない。
此の合戦を制し、二番手の座を確実にせよ。何より敵砲手筒香を完全に封じた小僧高橋に勝利の美酒を。故に挑む。石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。







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【Ys】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【9/14】

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1: 名無しさん@おーぷん 2018/09/14(金)20:52:50 ID:pQ4

天正四四六年 長月 拾肆日

徳川絡繰屋敷の完全攻略に成功した一行。特に来安小川、武器屋、樹羅留星人星を筆頭にした守護陣の活躍は筆舌に尽くせぬ。
然し、其の力の代償は大きかった。樹羅留星人星は力の放出により早々に戸田の封を為され、一行から離脱。――然し、此の思いを強く感じたものが居た。
金剛樹理である。未だ宝石のような輝きを胸に秘めた男は、次なる闘いへと感覚を研ぎ澄ませている。いざ、豊臣軍の粉砕とならん。
一行は爪先を播磨に向ける。僧兵共に、失う物など有りはしない。虎狩りといこう。

甲子園要塞に辿り着いた一行、即座に此れを侵攻開始! 慌てて飛び出してきた斧使い小野を早々に総叩き、豊臣軍を威嚇する。
此れに怒りを覚えた豊臣軍、然し雨使い破風は待っていたとばかりに天を嘆かせるではないか。此れが奏功、足元が緩む。其の間隙を逃さず、原はばったばったと豊臣軍を薙ぎ払っていく!
然し此れに助かったのは同じく小野だ。一行も攻撃こそ成功するものの、其の後の決定打が与えられない。
第五戦線、遂に原が伴天連 奈婆呂に攻撃を受けても、何処吹く風となぎ倒す。すると何故か怒り出したのは一行だ。うちの宝玉に何をする、と斧使いに突撃をかける!!
まずは歌術使い西浦が死者も蘇らん程の歌唱を披露すれば、苦労人井野は小野が苦しむ隙に第一陣へと進撃。すると好機と見た原、斧使いを殴り飛ばす!
更には現れた定火消能見に対し武士坂口が進撃すると、伴天連思想青木が此れを大切断!! 一気に戦場の流れを引き寄せた。

第九戦線、未だ破風が天の涙を止められぬと四苦八苦している最中に前線へと向かうのは和尚。制武はつかない状況ながら、抑えるのは彼である。
ならば挑むしかあるまい。此の雨とて、火照った体を冷やすに十分。石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。







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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄ 長月弐之章

no title
1: 名無しさん@オープン 2018/09/08(土)22:03:26 ID:OKc

天正四四六年 長月 捌日

原の奮闘虚しく、北条軍異能者井納に敗れ去った一行。山崎麺麭店の厨房こそ放火には成功したものの、損害は浅かった。
その様な燃やし方では損害等出ない、と主張するは辛子亭店主。同じく食料を扱う店として、詰めが甘いと嘆くようだった。
御覧じろ、これこそ店への損害というものを見せよう。店主は意気揚々と出陣。――伴天連思想は今日も治癒に隠れる。
一行の後ろ、伴天連思想青木が極秘裏に招き入れた一般人男性――疾風上田が、不安そうに着いていく。

辛子亭店主は有言実行である! 北条軍桑農家桑原による厨房への侵入を許すと、宮崎熊、伴天連 呂兵洲に徹底的破壊を受けた店主は早々に激辛定食へと早変わり! 何という惨劇であろうか。
これに怒りを上げたのは一行! 直ぐ様哲学者今永を優しき剛力羅が樽大砲でぶっ放すと、更には第四戦線、這々の体で戻ってきた今永を再び剛力羅が殴打!
次いで第五戦線、今永は剛力羅への恐怖からか自ら謀反を招いてしまう。この間隙を見逃さぬは辛子亭店主! なんと蘇生したというのだ!
此れを機と見た店主はその場で自爆特攻! 今永ごと冥界へと帰還である! ――否、一人にはせぬ。小僧大下は慈悲の心で、自らも冥界に飛び立つ。
これには一行、民衆共に感動。巫山戯るなと送り出す声が響き渡る相模の地であった。

だが一行の攻撃の手は緩まない。敵軍の酒場が開店するや否や神の子大引や歌術使い西浦が押しかけ歌や説法を巻くし立てれば江洲子も我慢ならぬ。
更には第八戦線、敵軍切り札三嶋を。戦車団率いる発屯将軍を、粉砕! 粉砕! 爆発後から現れるはまたしても優しき剛力羅であった!!
第九戦線、出るは和尚。僅かな勝機を掴むのだ。いざ行かん、勝利のために全てを翔けろ! 石山本願寺、勝利まで残る首は僅かに三つである!!







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【Ys】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【2位浮上】

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1: 名無しさん@オープン 2018/08/26(日)21:14:04 ID:MW2

天正四四六年 葉月 弐拾陸日

辛子亭店主、有為乱人両先鋒が率いる壮絶な総力戦。其の焔は消えることを知らず、猛牛近藤や和尚すら危機を招く始末。
熱気冷めやらぬ青山占領地に残る火種は、男の双眸へと燃え広がる。嘗ての番頭、石川である。
先立っての合戦では第七戦線途中にて太鼓持ち秋吉に戦線を譲った結果、即座に砲撃で巻き添えを食らう始末。故に男は必ずや二の轍は踏むまいと、決意を秘めていた。

未だ熱風吹き荒れる青山占領地では、更に稲光が光っている。魔境――とでも表現すべき其処に挑むは北条軍の哲学者今永。
番頭として期待を寄せられていつつも、今合戦直前に手傷を負い、其の力を出すには至らなくなっていた。
――然し、今永を勝たせたい。其の思いは北条軍も強い。第一戦線より大和の心前田と宮崎熊、更には伴天連 炉兵洲の連続射撃により石川を攻め立てる!!
だが其の様な思いなど、一行としても同じこと。即座に十八番山田が今永に斬りかかると、暴れん坊馬連手院は蜂蜜にて宮崎熊を買収。更には剛力羅が第一陣へ進むと、歌術使い西浦が渾身の名曲を披露!
今永は哲学者であった。其れを理解してしまう。理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、理解、


第五戦線、宮崎熊が石川を食いちぎる! この無残な結果に代わって挑むは小僧大下、小僧梅野、そして猛牛近藤! 一行の誇る守護陣が北条軍の進撃を許さぬのだ!
更には攻撃陣もまた第六戦線に苦労人井野と武士坂口の痛烈一閃により戦況を有利に進めると、第八戦線には帰ってきた小僧廣岡の砲撃が砂場に直撃!! 子供は散り散りである!!
そして第九戦線、再び立ち上がるは和尚。二戦連続で不甲斐ない姿を見せた。然し第九戦線、終わりを告げるものは自分しか居るまい。
故に手柄のつかない展開でありながら、挑むのだ。さあ行こう。信徒は信じているのだ。石山本願寺、勝利まで首三つである!!







16: 名無しさん@オープン 2018/08/26(日)21:15:13 ID:PJD

>>1
歌術使い西浦の犠牲者が……







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2018/4/28更新


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