野球お絵かき@なんJまとめ

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石山本願寺

 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

25731
1: 名無しさん 22/04/08(金) 20:41:50 ID:pM2m

和尚!!

(原樹理完封祈念で一文字も書いていません)


      
      
      
      
      
      
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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

25431
1: 名無しさん 22/03/27 16:33:10 ID:GW3d

天正四五〇年 弥生弐拾漆日

 日の本に熱風よ吹かん。斯くして『柱の男』"参多那"の巻き起こした嵐に豊臣軍は散り行くばかり。
 其れに追撃を掛けるは『同心』高橋。番頭の座を虎視眈々と狙う益荒男は模擬戦の乱調などどこ吹く風、豊臣軍を一気呵成に追い込み、見事な勝利をもぎ取ってみせた。
 此れには負けじと挑み立つは『鳶職』高梨である。今年こそは得意技の飛翔を封印せねば、来年の合戦に自らが立っていられる保証もない。先ずは確り豊臣軍を封じねば、と男は静かに闘志を燃やしていた。

 三度訪れるは天下統一合戦を繰り広げた大阪屋敷である。豊臣軍の本拠たる大阪城に於いては若き兵どもが熱く戦っているのだ。
 此の地は本願寺一行にも縁起のいい場所。再び天下を統一せしめんと、一行は敵軍先鋒の桐敷に襲いかかった。
 然し豊臣軍の新たな戦力には苦戦を強いられること必至。昨年の『闘将』伊藤にも随分手を焼かされたものだ。呼び起こされるかのごとく、第一戦線にて『水軍指揮』村上は併殺の陣に拒まれてしまう。
 今年も苦しめられるのか。だが其の刹那、強く熱き風が吹く。"参多那"である。此の男、またしても砲撃を成功させ火の手を上げることに成功。此れには流石の信徒も「怖い」「何だこいつ」「流石に引く」と称賛するばかりであった。


      
      
      
      
      
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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

no title
1: 名無しさん 21/11/25(木)19:52:26 ID:0olH

天正四四九年 霜月弐拾肆日

 胸の熱くなる想いだった。徳川絡繰屋敷にての第三戦、猛牛の勢いを誇る覇軍が最強・池田軍に逆襲を許し、未だ全面を囲まれる中、将高津が出撃を命じたのは和尚であった。
 此れを一息にくぐり抜けた和尚は、続く第八戦線も一息に首三つ。僅か十の説法にて池田軍を封じたのである。
 "素荒守"大兄、毬藻男田口が不安な守護を見せ、有卦今野もまた秋口より乱れる合戦多く、果てさて第七戦線の守護を任せるには如何なものか。然し戻りし和尚が名乗りを上げ、第四戦はざんばらり。嘗ての威光を取り戻すが如き説法に、信徒共は涙涙にくれるのみであった。
 遂に天下統一に手が届くか。老師石川ですら掴めずにいる頂点にあと僅か。本願寺一行は、最後の戦いに臨む。
 絡繰屋敷も連日の死闘に間もなく崩壊を迎えるだろう。ともならば、池田軍の一気呵成は充分有り得る話。必ずや、今宵、決めねばならぬ。

 俄に絡繰屋敷がざわりとする。何と其の先鋒、金剛原ではないか。徳川軍との争いにて手首を斬られ重傷を負っていたのではなかったか。然し男は悠然と立ちはだかる。己が手で頂を掴むのだと。
 僅かに傷の影響は残る。一陣や二陣に間者を許すと銃口が明らかに乱れるのだ。然し其れでも、第六戦線の中途にて毬藻男田口に託すまでを僅かな手傷のみにて切り抜ける。
 田口は砲撃王てぇ岡田に一撃を受け、金剛の誉れは消えてしまう。然し金剛原の見事な守護に誰もが賛辞を惜しまなかった。


      
      
      
      
      
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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

25004
1: 名無しさん 21/11/24(水)20:10:16 ID:rFzR

和尚!


      
      
      
      
      
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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

24976
1: 名無しさん 21/11/23(火)21:10:20 ID:XcJ3

和尚!お救いください!


      
      
      
      
      
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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【炎上】

22484
1: 名無しさん 21/04/27(火)20:58:28 ID:wGFF

天正四四九年 卯月弐拾漆日

 誠奇っ怪な迷信だ。疫病は戌三ツ時より広がると信じ切った江戸中枢はまたしても商人を締め付け、合戦へ信徒が駆けつけることを禁じた。
 此れに待ったを掛けたのは徳川軍、並びに本願寺一行である。最早疫病も知らぬと大花火大会を開催せんと
(此れ以降の前文は青山占領地にて発生した大爆発により其の殆どが焼失しているようだ)

 第八戦線、やっとのことで逃げ帰ってきた今野、近藤、坂本の三小僧を迎え入れるは"幕賀府"。然し"気"の如く充満する火薬には如何に"幕賀府"と言えども冷静に事を収めることは出来ない。
 一気呵成の徳川軍に対し、然し男は未だ尚、冷静を保ち続けた。最早此れ以上の爆発は許されぬ。なればと"幕賀府"も喝を入れ、三ツ首獲りて後を託すのみ。此れには水晶玉を覗く信徒共も大喜びであった。
 第九戦線、最早業火の渦巻く青山占領地に龍は和尚である。一体何故こうなったか。判らぬが、和尚までも其の炎に身を任せることは断じて許されない。
 故に挑む。此の危機を乗り越え、虎の尾を掴まねばならぬのだ。いざ首三つを並べ立て、勝利への道を明るく照らさん。









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【3タテ】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

22456
1: 名無しさん 21/04/25(日)20:01:37 ID:AHOX

天正四四九年 卯月弐拾伍日

 "幕賀府"は誰よりも喜んだ。自らの失態を拭りしは、遂に来たる伴天連、暴れん坊"押忍成"であった。
 此の勢いのまま進めば、天下統一は夢物語ではない。誰もの心に希望が浮かぶ中、織田軍は三度襲い来る。其の先鋒小笠原。未来の番頭と期待される若き兵であった。
 一方の本願寺一行は来安小川を先鋒として送る。先立っての戦いでは来安とは名ばかり、見事な大爆発にて散った小川であるが故、男は何より名誉挽回に燃えていた。

 然し鳶職高梨以上に飛翔が好きな小川。第二戦線、第五戦線と見事な飛翔を披露。此れに信徒共はいい加減にしろ、飛翔をしている場合かと大喜び。
 此れに対し小川は第七戦線迄を独り走り切ることで答える。手傷を負いながらの番頭とは言い難い守護ながらも優勢を保ちて、守護神の疲労を少しでも癒やさんとした。









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【分け】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

no title
1: 名無しさん 21/04/21(水)20:48:53 ID:F9gR

天正四四九年 卯月弐拾壱日

 毬藻男田口は遂に誉れを得たり。此の報せは信徒に広く伝えられ、徳川軍家臣らからも喜びの声が届く程であった。一方の白き翼廣岡もまた、第九戦線にて立派な活躍をしたとの報。
 此の二人の活躍に微笑ましく思う一方、毛利軍は今のうちに叩かねばなるまいと将高津は兜の緒を締めた。戸田の封を今か今かと破らんとする両伴天連の報も届く中、今耐え忍ばずして何時耐えるのか。
 故に一行は再び毛利城を襲撃。其の先鋒は床上手の床田であった。一行は先鋒を"素荒守"大兄と置き、第二戦を開始する。

 戦況は誠に静かなまま進みゆく。生臭坊主共は揃って床田に腰砕け、頼みの歌術使い西浦や蝦夷の司令塔西田も今宵は腰砕け、最早話にならぬと"素荒守"大兄は守護に専念。
 此方は矢張り、硝子が如き番頭。手傷さえ負わなければ完璧な守護を魅せるのみ。あっという間に第五戦線迄を走り抜く。









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【連勝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

22118
1: 名無しさん 21/04/15(木)20:13:56 ID:j1yN

天正四四九年 卯月拾伍日

 各地で祝砲が上がっている。何事ぞ聞くと、本願寺一行が遂に"壁"を乗り越えたのだと云う。青山占領地に北条軍が二度襲い来るも此れを全て撃退。昨日に至っては小僧金久保が初の誉れを得たとの噂まで。
 そんな本願寺一行に、戸田の封を逃れた男らが現れたとの報も来たる。僧長青木、天才川端、聖人内川が揃い踏みである。
 ともあらば、今宵も勝たねばなるまいて。鳶職高梨はきつく飛翔禁止令を出され不満気であったが、然し勝利ほど渇望する物も又ない。

 三度襲い来る北条軍、其の先鋒は益荒男濱口である。此の男に一行は即時襲いかかる。先ず扇の要中村が爆撃を行えば、続き水軍指揮村上が間髪入れず追撃敢行。
 然し此れにて益荒男に喝が入ったとでも云うのか。第六戦線迄悠々守護を赦してしまう始末であった。









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【劇場】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

22015
1: 名無しさん 21/04/07(水)20:25:05 ID:fnv7

天正四四九年 卯月漆日

 未だ青山占領地に染み付いた地獄の業火は取れぬ。此れを知ってか知らずか、毛利軍は若き番頭、森下たった一人に本願寺一行の掃討を指示。炎の中の急襲にて一行は膝を屈さざるを得なかった。
 然し此れで毛利軍の勝利と為すにはつまらない。鳶職高梨は青山占領地の修復を急ぎながら考えていた。此等を打倒し、信徒を喜ばせねばなるまい。
 再び夜襲に来たる毛利軍を相手に、然し疾馬塩見は軽度の予後不良にて出走を許可されず。苦しい戦いになるだろう。将高津は静かに青山占領地を見つめていた。

 敵先鋒、床上手の床田は今宵も次々生臭坊主共を骨抜きにする。第三戦線に至る迄まともに抵抗できたものは扇の要中村のみ。其の中村、第四戦線に一行に喝。すると水軍指揮村上、は、と目覚め、床田をしばき倒す始末。
 更には第六戦線、又しても中村、村上が好機を演じる中、続き目覚めた切り札荒木の見事な道連れにて床田を封印。親指を立てながら業火に消えていく荒木、此れには一行、涙止まらずであった。









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【白星】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【消失】

21905
1: 名無しさん 21/04/03(土)16:38:30 ID:PYCp

天正四四九年 卯月参日

 三散華山田が風邪を引いた。朔日に行われた北条軍との悪夢の様な地獄と、昨夜に行われた徳川軍との痺れる合戦の温度差に耐えられなかったのだ。
 此れに代えて抜擢されるは小僧武岡である。此の小僧、遥か阿波より現れた将来有望な小僧である。此れを率いる先鋒は白き翼廣岡との謂わば"人質交換"にて傘下に引き入れた毬藻男田口である。
 毬藻といえば緑。すなわち本願寺の想定色に相応しい。こうして将来有望な宝珠を手放してまで迎え入れた田口は然し、豊臣軍の前に爆散。然し徳川との争いを前に息を吹き返したのである。
 向こうには嗚呼、白き翼廣岡の姿も見える。こうして誰もが複雑な感情を抱えながら、徳川軍との第二戦が幕を開ける。

 第一戦線、速攻を掛けたのは本願寺一行であった。先ず小僧武岡が敵先鋒、若き番頭戸郷に斬りかかると、其のまま幻術にて撹乱し第三陣を陥れる。
 するとまたしても水軍指揮を務める村上"仇武弾"宗隆が爆撃敢行、更には第七戦線にただの斬撃を初披露。戦場の流れを掴むに至る。









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【??】 ̄│石│山│本│願│寺│?│ ̄

21861
1: 名無しさん 21/04/01(木)21:56:24 ID:r

天正449年4月1日 リリースノート

いつも無料タワーディフェンスゲーム『石山本願寺』をご愛顧頂き誠にありがとうございます。
本日17時45分にアップデートを実施致しました。ゲームバージョンはv4.01となります。

不具合対応
・本日はエイプリルフールです。この文書に関係なく、いつも通りスレを盛り上げていただけますと幸いです。
・『山田哲人』『西浦直亨』『アルバート・スアレス』を編成に入れられない不具合を修正致しました。
・現在『西田明央』『青木宣親』『内川聖一』『川端慎吾』を編成に入れることが出来ない不具合を確認しております。原因の究明と対策に今しばらくお時間を頂戴致します。
・打線がやや繋がりにくい不具合を修正致しました。

・追記 2021/04/01 22:06:45
更新内容

・ノーガード焼き鳥戦法ば実装致しとったとよ。これにより、馬鹿試合と評しゃれる合戦ば再現でくるごとなるけん。

・火薬ば大量に敷き詰めたとたいとよ。ばってんくしゃ、第六戦線にはクールダウンの意味も込め、火薬ば設置しておりましぇん。

・ばりばりの守護者に炎属性ば付与致しとったとよ。

・北条軍、本願寺一派共に胃薬ば撤廃致しとったとよ。

・『山野太一』ば実装致しとったとよ。固有スキル『負けなか男』ば保持しとる強力な番衆ばい。じぇひ編成に入れてみてくれんね!

・第八戦線で稀に『坂本光士郎』が出現するごとなったけん。

・第九戦線に和尚が確定で登場するごとなったけん。

・本日はエイプリルフールばい。こん文書に関係なく、いつでん通りスレば盛り上げとったばいけますと幸いばい。

・和睦まで残るは首三つとなったけん。









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【快勝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

21804
1: 名無しさん 21/03/31(水)20:33:29 ID:XT3

天正四四九年 弥生参拾壱日

 遂に戦の始まりを迎えたと言える本願寺一行。宴を開き健闘を称える中、突如として公家一行より使いが来たる。何事ぞ。
 問うと蝦夷の司令塔西田に疫病の気配ありとの旨。馬鹿な。口々に言うも問答無用。西田を始め三散華山田、僧長青木、歌術使い西浦、聖人内川、"素荒守"大兄が連行されていく始末。
 更には無情、明日に初の合戦を迎えると噂されていた小僧山野も本丸待機の命令。一行と共に戦うことは出来ぬというのか。
 此の緊急事態に立ち上がったのは鳶職高梨。男は一昨年を思い出す。暴れん坊馬連手院や同じく青木、山田らを欠き、和尚すら居なくなったあの時期。男は苦労人井野と団結、勝利をもぎ取ったのだ。
 彼の合戦に勝ったのだ。今宵とて。男の双眸は、決して失意に濡れてはいなかった。

 再び北条軍を相手取り合戦が開かれる。其の先鋒は敵もまた新入り、入江であった。矢張り広大な海を背に戦う北条軍、戦艦大和の強化に入江を手中に収めたということか。
 此の入江を一行攻め入る。第三、第五戦線に跨って疾馬塩見が伝説を切り開く見事な爆進を魅せると、水軍指揮を務める村上"仇武弾"宗隆による爆撃敢行。入江は新たな海域かと見紛うほどの壊滅である。









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 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

21789
1: 名無しさん 21/03/30(火)21:01:10 ID:n9p

天正四四九年 弥生丗日

 疫病が未だ世に蔓延す。此れが否と仂いて、本願寺一行は新たな伴天連の合流が出来ずに居た。
 柱の男"参多那"、"絵好婆"と同郷という"押忍成"。更には黒田軍より脱出せしめた"盤電伯"、伝説と謳われる先鋒の名を継いだ"主仁弩"。
 然し以前より力を発揮する"幕賀府"、"素荒守"大兄に加え、大きな戦力が此度は現れた。黒田軍に幼少から仕える名軍師、聖人内川である。
 此の男を組み入れ、戦わねばなるまい。誰も異論は無い程の力を発揮した此の聖人は、水軍指揮村上の後に控えることと相成った。青山占領地にて迎え撃つは、豊臣軍であった。
 此方は対し、奮戦するも惨敗。敵伴天連"三途"に地獄の業火へと叩き込まれた青山占領地を這々の体で逃げ延びた一行は、北条軍のお膝元まで歩みを進めていた。
 敵将・番長三浦率いる北条軍に邂逅した本願寺一行は戦闘態勢を整える。戦はこれより始まるのだ。またしても天下統一の戦いが幕を開ける。

 先鋒を任された"素荒守"大兄は慎重であった。然し巧遅より拙速を求む北条軍に対しては相性悪く、次々と火矢を掛けられる始末。
 三つの敗北など恐るることはない。言い放った大兄であったが、皮肉にも万全を目指した結果第四戦線にて撤退。本願寺信徒の目には昏いものが浮かびつつあった。









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【分け】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

no title 0855

1: 名無しさん 20/09/09(水)22:02:36 ID:aN2

天正四四八年 長月玖日

 暑さ未だ残る中、本願寺一行は急報に揺れていた。僧長青木が織田軍との戦にて身体を痛め、戦闘続行が不可能となったのだ。
 此れに動揺した一行は毛利軍との決戦にて老師石川を見殺しにする惨事。此れには信徒も何度目であるかと嘆く他無かったのである。
 あれよあれよと始まった毛利との第二戦に於いても、薙刀使い山中が意気揚々挑むものの第三戦線にて大爆発、討ち死にとの報が入る。
 更にはこの爆発に巻き込まれ、長きに亘る療養より復帰していた扇の要中村が散ったとのこと。其れ迄何とか戦闘を継続していた攻撃陣、此れに肩を落とすのみ。
 最早此れ迄と云うのか。最早瞳に希望を映す者は誰も居なかった。

――否。我が導くのだ。燦然と輝く光に一行は目を細める。導きの青い星が、其処には君臨していたのである。
 第五戦線こそ毛利軍の囮作戦にて手傷を負うも、第三戦線より蝦夷の司令塔西田と共に此の苦境を乗り越える。
 素晴らしい働きぞ。誰もが言う中、然し風神風張が敵軍の砲撃に散る。――すると敵軍先鋒、公家野村が云うではないか。
 銃を捨て、槍を捨てよ。最早戦いは終わったのだ。吠えるは三散華山田であった。否、終わってなどいない。
 僧長青木が、扇の要中村が傷つき倒れる中、諦めていられない者たちが居た。なればこそ壱の陣羽織を背負う者が、諦めてはならぬのだ。









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【完璧】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

20434
1: 名無しさん 20/09/02(水)20:53:40 ID:mlE

天正四四八年 長月弐日

 どんぶらり、ごうごう。彼の音は何か。戸田の封を解かれた伴天連が三途の川を渡り、地獄の業火で燃える音よ。
 老師石川の奮闘、またしても報われぬ。和尚と手構えていた第九戦線には、無残な現実が待ち構えていた。
 報が入る。此れより徳川軍全勝したりては、本願寺一行に勝ち目なし。遂に齎された報せに、然しおうと声を上げるは薙刀使い山中であった。
 未だ合戦も半分である。終わってはいないのだ。声に扇の要中村は頷く。其の背中、我が背中を持って守り通す。如何様にでも暴れよ。
 斯くして豊臣軍との合戦は第二戦を迎える。此度こそは勝利を以て士気を上げるのみである。

 豊臣軍先鋒は軽詩愛である。此の男、幾度本願寺一行に打ち倒されても未だ向かってくる不屈の男であった。
 然らば此度も同じくしてくれようぞ。第二戦線、水軍指揮村上が超長距離射撃に成功すると、疾馬塩見が伴天連を引き倒し、先ずは一つ手傷を負わせる。
 更には第三戦線、武士坂口の威嚇にて敵軍の謀反を誘うと僧長青木、三散華山田が相次いで突撃。更に手傷を負わせることに成功した。
 然し軽詩愛の惨状に憐憫を抱いたのは飛蝗男小幡であった。異名通り飛蝗の如き脚力にて二度軽詩愛の危機を救うと、最早手が着けられぬ。
 一行も此れにて攻撃を止め、守護に回る他無くなったのであった。









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【緊急】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

no title 0657
1: 名無しさん 20/08/20(木)21:35:21 ID:G14

石山本願寺、勝利まで残るは首三つである。









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【連勝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄

no title 0532
1: 名無しさん 20/08/16(日)21:26:36 ID:sKv

天正四四八年 葉月拾陸日

 来安小川、偉大なる功績にて歴史に名を残す。此れに信徒は皆酔いしれ、祝だ祝だと菓子を買い求め瓦版を買い求め、日の本の国の経済が回ることと相成った。
 小川は襲い来る祝砲の嵐に最早ゆるりと眠ることさえならなかったと嬉しい苦笑いをこぼすのみ。此の勢いのまま北条軍を駆逐せん。
 だが此の危機に北条軍も本気を出す。其の先鋒平良との知らせに一行戦慄。全兵共の中で最も守護の硬い先鋒である。
 ならば其の堅き壁、脚下より掬ってみせようぞ。誓うは薙刀使い山中。此度こそ手柄を得んと、静かに男は闘志を燃やしていた。

 夕凪が城下を包む頃、然し未だじりじりと熱が籠る夏の夜。三度北条との合戦は幕を開ける。
 薙刀使い山中、先ずは出方を伺おうと敢えて守護を緩めたところ、第一戦線より危機を招く。此処までとは。慌てる山中の間隙を縫い、北条軍は一行本丸に攻撃。
 だが此れで全て分かった。勝利には必要な犠牲よ。総て悟った薙刀使い、第五戦線迄一息駆けると北条軍をざんばらり。第四戦線にて手傷こそ負うものの、徹底的に足元掬いて一行を救うのみ。









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【祝】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【連敗阻止】

1: 名無しさん 20/07/29(水)20:59:19 ID:KP5
19893



天正四四八年 文月弐拾玖日

 豊臣による卑劣な絨毯爆撃によって灰燼と化した本願寺一行。特に稲生亜と小僧坂本の被害凄まじく、何を迷うこともなく戸田の封である。
 此の状況下にて、三散華山田が戦列を離れていることはむしろ僥倖であった。此の惨状に巻き込まれては此の男とて耐えられはせぬ。
 だが代わった小僧宮本、白き翼廣岡、疾馬塩見による花火三連発は信徒に一縷の望みを与えた。金剛原さえ守護を成せば、もしやするやも知れん。
 微かな希望を手繰り寄せる第二戦は、静かに始まろうとしていた。

 金剛原は其の身に呪いを抱えている。蝕む痛みに歯を食いしばりながらも、以前の合戦では手柄を得た。だが呪いは甚大、今宵も第五戦線迄のみを約束されている。
 第一戦線、試練に原は然し、笑っている。絵好婆や水軍指揮村上の謀反未遂、あるいは狭き門を潜り抜け、陣を総て包囲されるも、僅かな手傷のみで原は第一戦線を突破。









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【劇場】 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄【完走】

1: 名無しさん 20/07/25(土)21:08:59 ID:cen

天正四四八年 文月弐拾伍日

 偽りの和睦である。其の実、此の戦いは負けたのだ。幾多数多の犠牲に疲労を積み重ね、得た和睦など偽りでしか無い。
 故に、だからこそ、此の地から徳川を確実に退けねばならぬ。其の一心、誰そ分からぬ者が敵先鋒、讃崔朱に毒を盛る。此れに依り筋肉達磨澤村が立ち塞がることとなった。

 雨が上がり、むわりと暑苦しい湿気が包み込む中、青山占領地での第二戦は幕を開けた。早速第一戦線、三散華山田の長距離狙撃にて御自慢の筋肉に風穴を開けると、すかさず僧長青木が砲撃敢行。
 此れに敵将原、訝しむ。用意周到が過ぎるのだ。まるで最初から澤村になると分かっていたかのように……。一つ思い至り、歯ぎしり。卑怯な奴らめ。
 将原は澤村に蝦夷の司令塔西田を狙撃せよとの報を送る。此れは見事成功、奇襲を掛けたは其方であるぞ。澤村は軽く兜を触れるのみにて済ませるのであった。
 此の一幕で総て終わるわけには行くまい。本願寺一行は更に攻撃を進める。第五戦線に軍亀の謀反を招き本陣を貶めると、更には第六戦線、白き翼廣岡が初となる砲撃を成功。戦線を優位に進めていた。



19761






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2018/4/28更新


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