一章-1



セ界大戦日誌←シリーズリンク

―――第二章―――「セ界各国との死闘」

 研究者たちは時間を忘れて調査に没頭し、時計はいつしか正午を回っていた。
二章-1


 するとこの家の住人である老婆は大きなお盆をかかえ、106歳とは思えない足取りで研究者たちのもとへ昼食を届けにやってきた。
 
 彼女が振舞ったのは、薫り高いカレーライスと揚げたての鳥の唐揚げ、そして琥珀色のビールだ。
二章-2


 「昼間から、まずくありませんか?」
 当初は怪訝な表情を浮かべる一同だが、ご馳走を目の前に自然と手が伸びてしまう。
 【彼女が振舞った「青星寮カレー」「ベイカラ」「ベイスターズラガー」はヨコハマ・ベイで食べられます。みんなも食べてみよう!】
 
 カレーのスパイスはインドの異国情緒をかきたて、鳥の唐揚げは大空を羽ばたくような爽快な味わいが堪らない。そしてビールのキレのある苦みは猛然と進む機甲師団を思わせる。
 昼食を済ませると、研究者たちはふたたび史料に向かうのであった。


 セ界大戦日記が繰り返し綴られるなかで、組織図とおぼしき史料も併せて発見された。増え続ける登場人物をまとめる上で、この上なく役に立つ、価値のある発見であった。
no title
パットン戦車団スレの組織図作った





セ界大戦日誌
Thursday,May 4 2017

「駄目だ!」「助けてくれ!」「お終いだ!」
広島赤軍の猛攻。阿鼻叫喚の戦場で最後に生き残ったのは、我らがパットン将軍率いる戦車部隊であった。
勢いに乗りたいベイ軍は大読売帝国の本拠地・カラクリベースを急襲する。
しかし待っていたのは圧倒的戦力を誇る読売帝国軍の陣容であった。
単独での作戦遂行に長けた坂本個人軍の攻撃を皮切りに、ベイ軍は大きな損害を被る。逆にベイ軍の放つ攻撃も、これまた支援なしに闘い続けることに長けた智将・菅野に防がれてしまう。

翌日の戦いでも敗北したベイ軍は撤退戦闘を開始、ウィーランド准将を先発隊に送り込んだ。
すると戦況は好転。宮崎豆戦車が100エーカー先の右翼陣地に砲弾を叩き込めば、梶谷韋駄天旅団、戸柱参謀長も追い打ちをかけ、戦いを優勢に進める。

しかし中盤以降、筒号戦車が味方を撃ってしまうと雰囲気が変わる。坂本個人軍の放ったミサイルがウィーランド准将を襲ったのだ。
戦闘終盤、ラミレス元帥は中継ぎ中隊の運用によって、帝国軍をぎりぎりまで追い詰める。
そして迎えた第九戦線!ベイ軍の最終兵器・パットン戦車団が満を持して出撃!前回の赤軍戦から立て直すことが出来るのか!!
http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1065824428.html



セ界大戦日誌
Thursday 10 May 2017
本拠地ヨコハマ・ベイでのツバメ空軍との戦いを終えたベイ軍は、新たにタージマハル帝国軍との決戦に赴いた。
前日の長良川前哨戦では重戦車ビシエドの火力に屈したベイ軍、本日の名古屋決戦では意地を見せたいところだ。

ベイ軍は大読売帝国から拉致してきたタイラー少尉を先発隊に起用、ベイ軍の一員としては初陣となる。
対するタージマハル軍は重臣・小笠原家の嫡男、小笠原慎之介を先発隊に送り込み、ベイ軍に対し連勝をもくろんだ。

戦闘中盤、ベイ軍が一、ニ、三塁の全拠点を制圧すると、非力な少女と思われたクララちゃんがなんとゲリラ兵!伏兵の一撃で先制攻撃に成功する。
その後も筒号戦車の一撃などで効果的な戦いを進めるベイ軍。ラミレス元帥は中継ぎ中隊を巧みに運用することで、タイラー少尉の白星勲章を死守せんとした。

そして迎えた第9戦線、ベイ軍の最終兵器パットン戦車団が前線へ進撃する。
タージ・マハル皇帝は、宮殿の中から家臣たちの奮起を祈るのであった…
http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1065919138.html



セ界対戦日誌
Thursday 11 May 2017
ベイ中不可侵条約破れる!!
ベイ国とタージ・マハル帝国の間には、一勝一敗一分で戦闘を終える「不可侵条約」が存在した、はずだった…

戦闘三日目、ベイ軍の猛将ロペス連隊が突如国境侵犯!ベイ中不可侵条約は早々に破られた
これに対抗するタージ・マハル帝国は重戦車ビシエドの砲撃で反撃!ベイ軍は返り討ちの窮地に立たされる。

しかし戦闘中盤、帝国軍の美少年兵・岡田二等兵は戦場でいたいけな少女、クララと出会う。芽生える恋の予感…
しかしクララちゃんがやっぱりゲリラ兵!隠し持ったバズーカ砲を放つと、失意にくれる岡田二等兵をすかさず筒号戦車が蹂躙、戦闘はふたたびベイ軍有利に展開した。
ベイ軍のウィーランド准将に白星勲章が近づく一方、帝国軍の先発隊バルデス総帥は、肩を落として宮殿ロッカーへ引き上げた。
そのまま負けるわけにはいかない帝国軍はタージ・マハル皇帝みずから出撃!
ベイ軍有利の戦況で粘りを見せた。

そして迎える第9戦線、最後の勝利を掴むため、パットン戦車団は今日も、出撃するのである

http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1065935594.html


セ界大戦日誌
Sunday 14 May 2017
戦いの傷を癒すかのように降り続く雨。濡れそぼるヨコハマ・ベイで、パットン将軍は戦場での日々を想っていた…

タージマハル帝国軍に勝利したベイ軍。しかし、その余韻に浸る間もなく新たな敵が襲い掛かってきた。
ベイ軍の天敵、金本総統率いるティーガー軍団の電撃的侵攻である。
襲撃初日、「死の伝達人(メッセンジャー)」ことランディ師団はベイ軍の宇宙艦隊・井納司令の部隊を粉砕する。
その翌日は雨のため、ベイ軍に復讐の機会は訪れなかった。

そして迎えた戦闘3日目、聖域トリタニアの守護神・ゴッドバード空軍の襲撃などにより損害を被りつつも、戦況は均衡状態を保ったまま第9戦線を迎えた。

「オペレーション:サヨナラ」の準備を指示するラミレス元帥、貴重な時間を稼ぐため、パットン将軍は戦場へ向かう。

今や雨は上がった。ティーガー軍団を蹴散らし、戦場に勝利の雄たけびを響かせろ!

http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1065979942.html


セ界大戦日誌
Thursday 17 May 2017

ベイ軍の先発隊、ウィーランド准将は孤独だった。
自ら砲撃を放ちつつ、広島赤軍のオーセラー提督と息詰まる攻防戦を繰り広げるウィーランド准将。
しかし、ベイ軍の誇る筒号戦車をはじめ、支援砲撃部隊はまったく援護しようとしない。
そんな中で第7戦線に投入された中継ぎ中隊の三上少佐が赤軍の猛攻によって蹂躙されてしまうと、戦況は一気にベイ軍不利に傾いた。

ついに迎えた第9戦線、絶対絶命のベイ軍は広島赤軍の中枢、今村大臣への攻撃を敢行する。すると三塁拠点を守る安部総理大臣がまさかの内通!赤軍首脳部の反乱と、続く豆戦車宮崎の砲撃によってベイ軍は反撃に成功する。

なおも追撃したいベイ軍だが、民兵の石川さんがなんと味方を誤射。戸柱参謀長もろとも倒れてしまう…戦況は一進一退の状況を迎えた。

戦況互角の状況で迎えた第10戦線、今村大臣の影武者、一岡大臣代行がまたもやベイ軍に内通!隙をついたロペス中将が迫撃砲を放ち攻撃を成功させるも、筒号戦車は相変わらず弾詰まりで止めの一撃を放つにはいたらなかった。

一度はその手からこぼれかけた勝利を掴むべく、ラミレス元帥は秘密兵器パットン戦車団の投入を決断する。
孤独のままに倒れたウィーランド准将の無念に報い、栄光をつかまねばならないのである。
対する広島赤軍も、オーセラー提督に勝利をささげるべく死力を尽くした反撃を試みる

両軍の絆と団結が試される戦闘が、始まろうとしていた…
http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1066032572.html


セ界大戦日誌 (今回の試合のあらすじ)

Friday,May 19,2017

本拠地、読売帝国軍を迎えたヨコハマ・ベイ防衛戦
225戦車の故障もあり万全とは言えない状態で迎えた本拠地防衛戦。
伏兵長野の奇襲により井納宇宙艦隊は第7次防衛戦をやや不利ながら堪えていた。
その直後石川元帥、扇の要の古参兵戸柱上等兵の一転攻勢により、ベイ軍は遂に帝国軍傭兵部隊、マイコラス隊長麾下の陸戦隊を攻略した。
その後ベイ軍精鋭中継ぎ中隊は帝国軍を抑えるのであった、ウォール・イーブン攻略を目指すベイ軍パットン将軍が戦場に向かう…

http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1066062999.html


セ界大戦日誌
Saturday May 20 ,2017

強力な援軍が、ベイ軍に現れた

先日の読売帝国との戦闘でダメージを負ったパットン将軍を、ラミレス元帥は第七戦線に投入した。

迎えた戦闘2日目、悔しい思いを懐くベイ軍の将兵の前に、頼もしい援軍、「ベイ国海軍」が現れたのである。

均衡状態で出撃したベイ軍の航空母艦・加賀が帝国軍に爆撃を敢行すれば、俊足を誇る駆逐艦荒波が一気に読売帝国陣地を駆け巡った!
彼らは今次セ界大戦の序盤では中々出番のない存在であったが、ついに日の目を浴びるときが来たのである。

そんな彼らの思いに応えたのがベイ軍の切り込み隊長、桑原一等兵である。大戦初期から思うような戦闘が出来ない彼は、今日の戦闘でついに戦果を挙げることに成功!読売帝国軍は「サクラサクラ」を打電し玉砕した。

困難な戦闘状況で、第7戦線での起用に応えたパットン戦車団!
兵士一人ひとりが、ベイ軍に欠かせない存在なのである。

http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1066075132.html


セ界大戦日誌
Tuesday May 23 ,2017

2両の戦車がぶつかる時、戦場に嵐が巻き起こる…!

大読売帝国との戦闘から2日、本拠地ヨコハマ・ベイに新たな敵が現れた。おなじみのタージマハル帝国軍である。

ベイ軍は新鋭の濱口少尉候補生を先発隊に送り出したのに対し、帝国軍の先発隊はバルデス総帥である。
彼は前回のベイ軍との戦闘では善戦するも報われず、宮殿のロッカールームで一人屈辱をかみしめた。今回の戦闘には並々ならぬ決意をもって臨んだであろう。

戦闘開始後、両軍の主力戦車がいきなり実力を発揮する。
帝国軍の重戦車ビシエドと、我らがベイ軍の誇る筒号戦車である。筒号戦車は修理によって弾詰まりが解消し、威力を増していたのだ。

ヨコハマ・ベイに吹き荒れる鉄の暴風、両軍の先発隊は深刻なダメージを負った。まずベイ軍の濱口少尉候補生が撤退、航空母艦・加賀が彼の退却を援護する形となった。
一方で頑なにマウンド砲台を死守するのが帝国軍のバルデス総帥である。タージマハル皇帝の期待を背負って第六戦線を戦う彼に、立ち向かった男がいた。
ツバメ空軍で失脚し、その地位を追われてベイ軍の一員となった亡命者・田中参謀である。
彼は熟練の戦術で筒号戦車と連携、バルデス将軍に一撃を浴びせるとともに、戦況をベイ軍有利に持ち込んだ!

刻々と変化する戦況は予断を許さない。そんな中で、20日の戦闘に引き続いて第7戦線への出撃を命じられたパットン戦車団。
嵐が晴れた先に見えるのは勝利か、それとも…
http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1066125541.html





セ界大戦日誌
Thursday May 25, 2017

勝利の女神は、いつも気まぐれだ。

昨日の戦闘で、ベイ軍の前に立ちふさがったのは戦闘機【S-18】を駆る鈴木少佐だった。
ティーガー軍団のベイ軍キラー【F-19】をコピーしたこの機体は強力で、ゲリラ少女クララちゃんも空対地ミサイルの前では為す術も無かった。

雪辱を期すベイ軍のラミレス元帥は宇宙軍の投入を決断。井納長官麾下のクマーバラ中佐が先発隊に起用された。
対する帝国軍はタージ・マハル皇帝の重臣、ノルベルト弾正を先発隊に送り込み、一気にヨコハマ・ベイの制圧に乗り出した。

戦闘序盤、勝利の女神がにわかにベイ軍に微笑む。帝国軍の荒木騎馬隊の馬たちが突如暴れだしたのである。
この混乱に乗じて宮崎豆戦車、田中亡命参謀らがノルベルト弾正を包囲!ベイ軍が戦況を有利に進めた。

しかし油断は大敵。白星勲章の輝きに目が眩んだクマーバラ中佐はたちまち重戦車ビシエドの砲弾を受ける。なんとか第5戦線を締めくくったものの、ラミレス元帥の表情は不満げだ。

クマーバラ中佐の撤退後、なおも燃え盛るマウンド城に籠り続けるノルベルト弾正に引導を渡したのは、従軍看護婦に化けていたクララちゃん。懐の手榴弾を投げつけると、斬り込み隊の桑原一等兵を城内に引き込む活躍!ノルベルト弾正は大爆発して果てた。


今日も第7戦線に投入されたパットン戦車団。気まぐれな勝利の女神のハートを射抜くため、ナイスガイな将軍は颯爽と駆け出した。
http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1066162306.html




セ界大戦日誌
Sunday May 28 ,2017

ティーガー軍団とベイ軍との関係性はさながら「支配と隷属」と言うべき状態であった。
幾度となくヨコハマ・ベイに侵攻を許しては、ティーガー軍団の蹂躙と略奪に甘んじていたベイ軍。
この支配から独立を果たすべく、ラミレス元帥はティーガー軍団の弱点を突くことを決意した。

ティーガー軍団の弱点、それは「ヨンタマ・ウイルス」である。
コーシェン要塞の中枢に存在するマウンド・ブリッジにこのウイルスを感染させることができれば、ティーガー軍団は統率を失い、防御を破ることができるのだ。

ベイ軍の先発隊には今永少佐を起用され、「ヨンタマ・ウイルス」輸送の間ティーガー軍団の攻撃を抑え続ける役目を担った。

ティーガー軍団が戦艦大和を筆頭に今永少佐に襲い掛かる中で迎えた第3戦線、ベイ軍の便利なゲリラ少女クララちゃんが「ヨンタマ・ウイルス」を感染させることに成功する。
ヨンタマ・ウイルスに感染したティーガー軍団は大混乱。先発隊の小野中隊はたちまち砲弾の切れ味が落ち、ミサイルが高めに浮き始めた。
さらに戦艦大和と宇宙人糸井が衝突!混乱に乗じたベイ軍は老兵・戸柱参謀の活躍などもあり一気にコーシェン要塞を席捲した。

ところがベイ軍に予期せぬ事態が襲いかかる。「ヨンタマ・ウイルス」が今永少佐にも感染したのだ!
粘り強く戦うティーガー軍団の攻撃を前に弾薬を空費し、燃料も底をつきつつあった。第五戦線を終了した段階で退却する今永少佐、目には悔しさがにじんでいた。
今永少佐のあとをついだ航空母艦・加賀がベイ軍有利の戦況を維持したまま戦闘を進めると、次に出撃を命じられたのはパットン戦車団である。
相性の悪いティーガー軍団に対し、確実に勝利をもぎ取ろうというラミレス元帥の決意の表れであった。

勝利の輪郭が見えつつある今、ラミレス元帥は高らかに宣言した。
「ティーガー軍団への隷属は終わりを告げる!今日この日、我らは独立するのだ!
Today we celebrate our 'INDEPENDENCE BAY' !」




http://oekaki-navi.blog.jp/archives/1066197759.html



 タージマハル帝国、ツバメ空軍、ティーガー軍団。ベイ軍と戦った敵はいずれも強敵ぞろいで、一瞬たりとも気の抜けない戦闘が続いていたことが明らかになった。
二章-3



 また同時期には、【いくつかの「日誌」が未完のまま放置されている】こともまた発見された。

セ界大戦日誌
Wednesday May 24 ,2017

勝利の女神は、いつも気分屋だ

タージマハル帝国軍が先発隊に起用したのは、高速戦闘機S-18を駆る鈴木少佐である。
かのティーガー軍団の保有するベイ軍キラー「F-19」をコピーした機体であり、苦戦が予想された。
立ち向かうベイ軍の先発隊はウィーランド准将である。彼の出撃した戦闘ではベイ軍は未だ無敗であり、勝利の女神に愛された戦士と言えるかもしれない。

戦闘序盤、ベイ軍の陣地を襲った帝国軍の新兵、京田二等兵を攻撃すべく、民兵の石川さんが手榴弾を投げようと試みる。しかし民兵、どこになげたらいいかわからず自爆!混乱に乗じた京田二等兵がベイ軍の陣地を一気に駆け抜けた。
しかしその直後、帝国軍の先発隊の戦闘機S-18が暴走!民兵の石川さんがこの隙に強襲をかける。
さらにS-18がエンジントラブル!帝国軍はダメージを負い、戦況は互角に持ち込まれた。
すかさず追い打ちをかけようとしたゲリラ少女のクララちゃんに対し、トラブルが回復したS-18が空対地ミサイルを発射し彼女を粉砕。追撃をなんとか振り切った。

決め手を欠くベイ軍に対し、タージマハル帝国軍はまたしても京田二等兵が躍動!ウィーランド准将が照準を乱している間に本塁陣地を失陥してしまう…


戦況が不利な中で投入されたパットン戦車団。ナイスガイの将軍が、気まぐれな勝利の女神のハートを射止めるべく立ち上がった!


※なお1点ビハインドの9回に登板すると想定したものの出てきたのは加賀。



セ界大戦日誌
Friday May 26, 2017
ベイ軍とティーガー軍団の関係はいわば「支配と隷属」であった。
幾度となくヨコハマ・ベイに侵攻されては、残忍な略奪に甘んじていた。

屈辱の日々を終わらせるべく、井納宇宙艦隊司令を先頭にティーガー軍団の本拠地【コウシェン・ベース】に侵攻したベイ軍。それに対し、ティーガー軍団は戦闘機F-19を先発隊に起用した。
今まで幾度となくベイ軍の兵士を葬ってきたこの機体を攻略すべく、ラミレス元帥はF-19の調査を命じる。
調査によればF-19は最大161発のミサイルを搭載でき、長期戦闘が可能である一方、
制御コンピュータに【エラー・ウイルス】を感染させることができれば、一気に無力化できる可能性が指摘されていた。

戦闘開始と同時に一気呵成に攻めかかるベイ軍だが、一向に攻略の糸口がつかめない。それに対してベイ軍の井納司令の戦いは鬼気迫るものがあった。居並ぶティーガー戦車軍団を次々と撃破、唯一突出してきたハヤタ隊員の車両も、ベイ軍の守り神の怒りに触れて呪殺されてしまった。

戦況に変化が生じたのは第六戦線である。井納艦隊が放った砲弾が誠意大将軍の乗る戦車に命中すると、ティーガー軍団に【エラー・ウイルス】が感染!F-19を撃墜すると、続いてロペス中将の放った迫撃砲がハヤタ隊員の守る左翼陣地を空爆!戦況を一気にベイ軍寄りに傾ける!

しかし迎えた第七戦線、エラー・ウイルスを自ら撃ち込んだ井納司令は疲労のため砲弾の切れ味が落ち、ミサイルが高めに浮き始めた。ここに至りラミレス元帥は必勝を期し井納司令の撤退を指示。代わりに戦場に向かったのは我らがパットン戦車団である。

勝利の輪郭が見えつつある今、ラミレス司令は高らかに宣言した。
「ティーガー軍団への隷属は終わりを告げる!今日この日、我らは独立するのだ!

 Today we celebrate our INDEPENDENCE BAY !」


※なお当時の仕事場だった7回に登板すると想定したものの井納続投。
「インディペンデンス・ベイ」のネタを思いつく





セ界大戦日誌 -Battle of the pacific-
Tuesday May 30, 2017
ベイ軍は、まだ見ぬ世界を求めて北へ向かう。

コウシェン要塞での攻防戦を終えたベイ軍に激震が走る。「パシフィック条約機構」に属する諸国がベイ軍等の属するセ界各国に戦線を布告したのだ。
最初の敵は堅固な防衛線「サッポロ・ライン」を本拠地とする「北方の覇者」こと北海道公国だ。
豊富な海産資源を背景に、軍の内部に寿司屋や寿司職人を擁している、恐るべき敵である。

ラミレス元帥は道案内役として、この地の地理に詳しい白崎少尉を抜擢した。敵の先発隊は若武者・加藤中佐。サッポロ・ラインを防衛し、幾度となく戦果を挙げている優秀な軍人である。

開戦劈頭、白崎少尉が抜擢に応えた!大読売帝国から北海道公国へ訪れた大田大使が滞在する左翼陣地を砲撃すると、戦況がベイ軍有利に展開する。
友軍の活躍に燃えたのはベイ軍の先発隊・濱口少尉候補生だ。高城参謀の指示のもとで正確な砲撃を連発し、公国軍の反撃を許さない。
第五、第六戦線を封じた濱口少尉候補生をラミレス元帥は第七戦線にも投入する。
大田大使や矢野大使など、読売帝国軍の使節団を繰り出し反撃する敵をテンポよく撃退し、第七戦線を締めくくった。
新兵・濱口は「第七戦線」というまだ見ぬ世界へ、足を踏み入れたのである。

濱口少尉候補生の役割は終わったと判断したラミレス元帥は第8戦線へパットン将軍の投入を決断。

戦車軍団よ唸りをあげて、北の大地に、新たな歴史の1ページを刻め!


※なお交流戦初戦はキャラ付けのためにも出撃を期待したが、8回は砂田三上の継投。個人的に好きなネタが多数没に。




このことから、記録に当たった兵士は戦車団投入を判断する司令部の外にあったと考えられる。


そしてパットン戦車団の戦いはパシフィック条約機構との戦闘にうつっていく・・・


【次回】
―――第三章―――「パシフィック条約機構との激突」







パットン戦車団セ界大戦日誌まとめ
ナレーション:文豪ニキ書下ろし
絵:柴犬ニキ

1~2週間に1記事程度の更新頻度になります。
更新情報は下記アカウントにて通知します。