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32: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:13:12 ID:As9
 
───

(*^○^*)「えー、という訳で、第1回幹部会議を行います」

班長「……」

石和「……」

沼川「……」


三人(((何だこれっ……!)))


(*^○^*)「えー、まず、今月の歳入は?」

班長「歳入……?」

(*^○^*)「班員から巻き上げた分のカネなんだ。 いくらなんだ」

沼川「ええと…食べ物の売り上げと…給料のピンハネ分で……72万円です…」

(*^○^*)「……」

(*^○^*)「少ない!!」 クワッ

班長「なっ……」

沼川「で、でも…うちの班の給料のほとんどは吸い上げている訳で…これ以上のアップは不可能…」

(*^○^*)「馬鹿野郎っ!」 クワッ

沼川「ひっ……」 (何で俺が怒られてるんだっ…!?)

(*^○^*)「何も収入源はうちの班だけに限らないんだ! 他の班からも吸い上げるんだ!」

班長「バ、バカモーン!! そんなことしたら、他の班長との衝突必死……」

(*^○^*)「ふっふっふー、何も"班員の財布の奪い合い"をする訳じゃないんだ」

沼川「と言いますと……?」
 

36: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:14:23 ID:As9
 
(*^○^*)「他の班だって、きっと班長が班員からブン取ってるんだ」

(*^○^*)「なら、それをいただけばいいんだ! 班長込みで、他班からカネを搾取するんだ!」

班長「そ、そんなことできるワケ…」

(*^○^*)「出来るんだ。 なぜなら、他の班の部屋との移動は結構自由なんだ。 そこら辺はガバガバなんだ」

(*^○^*)「大槻班長がボッコボコにされたあの賭場でも、他の班からたくさんの人が見学に来てたんだ」

班長「……」

(*^○^*)「だから、ウチのシマで商売をして、そこに他の班員も呼んで、いっぱいカネを落としてもらうんだ。これからは外貨獲得の時代なんだ」

石和「なあ…… 一体何の話を……」

沼川「あ、あとで解説してやるから…絵入りで…」

班長「しかし、商売といっても、新しく何かを始めるのはぁ、不安というか……」

(*^○^*)「そんな弱気でどうするんだ!」

班長「っ!」

(*^○^*)「班長がペリカを貯金する時だって、最初は1ペリカからだったでしょ!!」

班長「!!」

(*^○^*)「そこからコツコツ貯めて……辛い日もキツい日も……地道に貯めて……! 二千万も貯めたんでしょう!」

班長「っ!!」

(*^○^*)「もう無いけど」


班長「っ……っ……」 ボロ…ボロ…

沼川「班長が落ち着くまで…待ってもらっていいですか…」

(*^○^*)「待つ」

石和「班長…元気出してください…その内いいことありますよっ…」 ポン、ポン

班長「っ…っ…あいつが……あいつがぁぁっ……」 ボロ…ボロ…

石和「わかります…わかりますからっ…」 ポン、ポン

(*^○^*)「とりあえず売り上げ伸ばすことから始めてみるんだ」

53: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:25:22 ID:As9
 
───

 ・回数券の導入

(*^○^*)「はいはい、ビール10本分の券だよー 単品で買うよりお得だよー」

モブB「おっ。 10本券か… 確かに1個ずつ買うより割安だな…」

(*^○^*)「1日1枚ずつ使ってもいいんだ。 その度に冷えたビール渡すんだ」

モブB「! いいなこれ! 買わせてもらうぞ!」

(*^○^*)「毎度ー」
 

54: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:25:38 ID:As9
 
沼川「あの……ポイジさん」

(*^○^*)「ポイジでいいんだ」

沼川「ポ、ポイジ……その、どうしてわざわざ回数券を?」

(*^○^*)「きっと皆、お得だからっつって回数券を買うんだ。 アホだから」

沼川「アホ…」

(*^○^*)「でも、実際は10本分を一度に手に入れてしまうっていうリスクを抱えるんだ」

(*^○^*)「そんなにいっぱい手に入れてしまうと…」


モブB「ゴクゴク……ぷは」

モブB(今日の分、飲み終わっちまったな…)

モブB「……」ソワソワ

モブB(ビールは1日1本って決めてるが…)

モブB「……」 チラ

モブB(買える……! 買えるぞ……! あと9本分の券がある… 1本ぐらい…)

モブB(だって……)

モブB(お得だし…!) ドーン


(*^○^*)「はい毎度ー」

モブB「へへっ、おかわりおかわり」 プシッ

沼川「……」 ブルッ
 

62: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:27:49 ID:oqC
わかるわコレ…

71: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:34:37 ID:As9
 
───

 ・魔法の粉導入

(*^○^*)「わーい、買えた買えた」 ドサッ

班長「おっ、仕入れか」

石和「何だ? 菓子か?」 パァッ

(*^○^*)「あ、食べちゃダメなんだ。 これ売り物なんだ」

石和「そうか…」

沼川「これは… ハッ●゚ーターンですね… 地上に居た頃はたまに食べてました…」

(*^○^*)「今日はこれの粉を採る作業をします」

班長「粉を採る?」


 パラパラ…

沼川「…」 パッパッ

石和「…」 バキ

班長「…」 サッサッ

 パラパラ…

(*^○^*)「粉落とした後のは僕に渡してー」

班長「…」 スッ

(*^~^*)「ボリバリボリボリバリボリ」

班長「っ……」
 

72: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:34:52 ID:As9
 
 
(*^○^*)「粉が集まったんだ」

沼川(本当にこんなの売れるのか……)

(*^○^*)「この粉を小さい袋に入れて……」 サラサラ


(*^○^*)「最初無料で配って」 ポイポイ


(*^○^*)「2万で売って」


(*^○^*)「売り上げ50万」 バサバサ

 「売ってくれっ…」 「粉を…」 「粉をくれぇっ……」


沼川「…」 ガクガク

班長「…」ガクガク
 

86: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:38:05 ID:U4h
地下の過酷労働の後やから塩分がメチャメチャ美味いんやろなあ・・・

105: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:51:05 ID:As9
 
───

 ・片栗粉X

(*^○^*)「片栗粉と水を混ぜて…」

(*^○^*)「レンジでチンして…」 チーン

(*^○^*)「はい1万ペリカ」 ジャーン

モブC「……」

モブC「…」 バサッ

(*^○^*)「毎度」



班長「最近トイレが埋まっとるんだよな…」

沼川「しょうがないですよ…」

 

107: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:52:38 ID:As9
 
 ・新メニュー考案

(*^○^*)「顧客のニーズは刻々と変化している!!」 クワッ

班長(たまに付いていけないんだよなぁ…)

(*^○^*)「なので大槻班長」

班長「はいっ!?」 ビクッ

(*^○^*)「新しいおつまみを考えるんだ」

班長「あ、新しいツマミですか…」

(*^○^*)「今あるツマミを使って…何か新しいのを作るんだ。 これは命令なんだ」

班長「そ、そんなこと言われても、使えるものはオーブンとレンジぐらいで…」

(*^○^*)「やるんだ」 クワッ

班長「はい……」


班長「まったく、ポイジ君も無茶なことばっかり言いよるのう…」 ゴソゴソ

班長「今あるものって言ったって… 餅とチーズとサラミと…」 ゴソゴソ

班長「とりあえず、これらを使ってみるか…」
 

108: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:52:48 ID:As9
 
班長「餅を並べて…上にチーズとサラミを乗せて…ケチャップを少々…」 サッサッ

班長「これをオーブンで焦げ目が付くまで焼いて……」


班長「あー、皆の衆、新作メニューだ。 ちょっと味見してみてくれ」

 「旨いっすよこれ!」 「おいしい!」 「餅ピザだぁ!」
  ???「おかわり!」  「もっとください!」


     好評っ……!

 

109: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)00:52:51 ID:BG0
片栗粉Xなつかしくて草

119: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:02:06 ID:Cx5
「地下労働施設をつくろう!」みたいなゲームあったらやりたい

126: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:08:24 ID:GW3
>>119
地下つくwwwwww

123: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:06:44 ID:As9
 
───

 ・娯楽導入

(*^○^*)「うーん……売店の売り上げじゃ限界があるんだ」

班長「というと……?」

(*^○^*)「だって、商品の売り上げは帝愛と折半なんだ」

(*^○^*)「がんばっていっぱい売っても、結局鼻ホジって何にもしてない帝愛が半分持ってっちゃうんだ」

班長「ふむ……しかし、それはどうしようも…」

(*^○^*)「…とか言って…同じこと考えて、班長たちはピンハネや賭博をしてたんだ?」

班長 ギク

(*^○^*)「それなら100%自分たちの物なんだ。 まあ考えるのは当たり前なんだ」

(*^○^*)「しかし、ピンハネはいいとして…もうチンチロは皆に不信感MAXなんだ。 あんまり派手に搾取できないんだ」

(*^○^*)「まったく……面倒なことなんだ……!」

班長「……」 モヤモヤ

(*^○^*)「だから、新しく装置を作るんだ」

班長「装置……?」


(*^○^*)「資材の余りの板と木材を使うんだ」

(*^○^*)「釘を打って……」 トンカントンカン

(*^○^*)「穴を作って…」 トントン

(*^○^*)「出来た! コリントゲームなんだ!」
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班長「これっ……」

班長「パチンコじゃあないかっ……!」

(*^○^*)「別名・全自動搾取装置になります」

班長「……」
 

124: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:07:09 ID:As9
 

モブB「よっしゃ! 来い! 来い!」

モブC「やった! 入った! 20点!」

モブC「あのぉ……20点当たったんですけど」

(*^○^*)「はい、20点はこの券になります」

モブC「あ、どうも」 パシ


沼川「古物商です」

モブC「あの、この券…」

沼川「はい、この券は2万ペリカで買い取ります…」 スッ 

モブC「ど、どうも…」 パシッ


班長(……律儀だなぁ……)
 

127: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:08:25 ID:mNl
三店方式まで再現してて草

141: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:28:30 ID:As9
 
 ポイジの作ったパチンコ場(週末二日開催。 早めに並ぶとやや確率が上がるという噂←ポイジが流した)は、
 地下の労働者たち……他の班を含め、多くの人間に好評であった……!

 更に、他班の班長たちが当たった場合には、ビールを差し入れる高待遇……!

 各班はトップを中心に、上から下までパチンコ中毒化……!

 更に、客が店の食べ物やグッズを買うという好循環……!

 大槻班の収入はうなぎ上り……!

 そして、そのほとんどはポイジの懐へ入っていった……!



(*^○^*)「飽きた」

班長「ぶゥッ!?」

沼川「飽きた!?」

石和「何? 何の話だ?」

(*^○^*)「もうだいぶお金貯まったんだ。 もういいかな、外出るんだ」

沼川「そんな……ようやく事業も軌道に乗ってきたのに…」

班長「そうだぞポイジ君! まだパチンコも始めたばっかりだろう。 正直、今ポイジ君に抜けられたら…」

(*^○^*)「まあ、しばらくパチンコ運営は班長がやったらいいんだ」

(*^○^*)「そのうちココ(地下)にパチンコ経営に詳しい人が入ったら、その人スカウトして任せりゃいいんだ」

(*^○^*)「それまではんちょーがやりゃいいんだ」

班長「しかし……」

石和「今の売り上げはポイジがいてこそだろ! 何で急に外に出るなんて!」

(*^○^*)「う~ん、もう色々飽きたし、目標額も貯まったし」

沼川「目標額?」
 

175: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:48:44 ID:As9
 
(*^○^*)「うん。 外には2週間出る予定なんだ。 ほんで、手持ちに100万は欲しいんだ」

(*^○^*)「だから、50万×14+1000万で、合計1700万ペリカ」

(*^○^*)「それに加えて、僕が外出許可を得られるように帝愛の各所に贈る賄賂……その分も稼がなきゃだったから、ちょっと時間かかったんだ」

班長「それで荒稼ぎを……確かに、短期間でそれだけの大金を稼ごうと思ったら荒業もやむなし、か…」

(*^○^*)「まあちょっと楽しんでたけど」

班長「……」
 
(*^○^*)「それに、班長にもしっかり口添えしてもらうんだ。 頼んだんだ」

班長「それはいいが……」

石和「…ほんとに行くのか……」

(*^○^*)「行くんだ。 外に出て、いっぱいお金稼いでこんなとこ出てってやるんだ!」

沼川「……」 グイッ ゴクッゴクッ
 
石和「……ちぇっ…」 ボリボリバリボリ…

班長「……」 グビ…

(*^○^*)「さて、と…僕はおしっこ」 スクッ

  スタ、スタ、スタ、スタ…


(*^○^*)「ふいー」 ジョボボボボンジョビ

 ガチャ…

(*^○^*)「?」

班長「……」

(*^○^*)「お」
 

179: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:49:53 ID:As9
 
班長「ポイジくん……本当に行くのか……」

(*^○^*)「うん。 行くんだ! ここじゃ野球見れないし」

班長「その…テレビの導入を上に掛け合ってみる……! それからでも…」

(*^○^*)「やだー。 生で試合見に行きたいんだ」

班長「そ、そうか……」

(*^○^*)「~♪」 ジョボボボ

班長「…最初は」

(*^○^*)「?」

班長「最初は、やたら小便しに行く変な奴としか思っていなかったよ…」

(*^○^*) チョロッ

(*^○^*) トントントン… ブルッ

(*^○^*)「ションベンに気を取られてちゃ、何にも見えてこないんだ」

班長「……そう、だな」

(*^○^*) ジャバージャババ
 

187: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:51:54 ID:As9
 
班長「……ひとつ、聞いてもいいかい?」

(*^○^*)「?」

班長「どうして、三好たちを裏切ったんだ?」

(*^○^*)「…」

班長「その……三好たちは、素直だ。 なんというか…疑うことを知らない…なんだ、言い方はアレだが…」

班長「扱いやすい……操作しやすい人間、だったはずだ。 それを切り捨てるのは、なんだかポイジ君にとって勿体ない話なんじゃないのか?」

班長「その、恩を売っておけば、後々役に…」

(*^○^*)「恩を売ったって役に立たないんだ」

班長「え?」

(*^○^*)「三好は言ってたんだ」

~~~~~

(*^○^*)「それじゃあ恩があるんだ。 裏切る形になるけど大丈夫なんだ?」

三好「そんなの全然裏切りじゃないですよ! だって、班長はイカサマしてる悪人じゃないですか!」

(*^○^*)「……」

~~~~~

(*^○^*)「当時の三好は、恩人だろうが何だろうが、第三者からそれらしいことを言われたら、すぐに信じて裏切る人間だったんだ」

(*^○^*)「疑うことを知らないから…恩があっても…余って憎さ百倍……! 恨みになって裏切ってくるんだ」

(*^○^*)「そんな人間に利用価値は無いんだ。 だからサッパリ切り捨てたんだ」
 

191: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:53:23 ID:ABj
マジで必要とされてて草
よかったな班長
貯金も1/4は残ってるし班員たちからの信頼もまだ残ってるし荒稼ぎの為の体制も整えられた
原作より全然マシやん

192: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)01:53:33 ID:As9
 
班長「……」
 
班長「あれから三好は…… ビールも飲まないし、一度もパチンコ場に現れてはいない」

(*^○^*)「……」

班長「金を貯めているそうだ。 外出券を得る為に……」

(*^○^*)「……」

班長「ポイジくん、彼は何か…変わったというか、何というか…ショック療法というか……こう、大きな衝撃を受けて…」

(*^○^*)「どいてートイレから出るんだ」

班長「あ…」

(*^○^*)「長くなったらウンコと思われちゃうんだ、どいてどいてー」 スタスタ

班長「……」 スッ

 スタスタスタ 

   ガチャ

   バタン!
 
班長「……」

───
 

206: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:12:48 ID:As9
 
───

班長「えー、というワケで……今日からポイジ君は2週間の外出に出る」

 「おー」 「すげぇ」 「いくら掛かったんだろう」
  「まあポイジだからなぁ」 「ポイジだしな」 「ポイジだもんな」

三好「……」

(*^○^*)「それじゃあ行って来まーすなんだ」 トコトコ

黒服「……」 スッ

(*^○^*)「ん」

黒服「所定の部屋についたら、お前にはこの薬を飲んでもらう」

黒服「即効性の睡眠薬だ。 そして、眠ったお前を都内の公園のベンチに寝かせる」

黒服「お前が目が覚めてから、2週間の期限のスタートだ」

黒服「地下施設の場所を知られぬ為の措置だ。 よろしいな?」

(*^○^*)「おっけー☆」

黒服「それじゃ、こっちだ」 スタスタスタ

(*^○^*) トコトコトコ


三好「……」 ギロ…

前田(三好の奴……ずっと睨みつけてやがる……)

前田(無理もないか……手酷い裏切りにあった上……チャッカリ自分だけ外に出るんだもんなぁ…) ハァ

三好「……」

207: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:13:23 ID:As9
 
 ギィィィィ…

黒服「こっちだ」

(*^○^*) トコトコ

  ギィィ……


三好「……」

三好「っ…ポイジさ────んっ!!!」



(*^○^*) ピタ…

黒服「…」 ギィィィィ…

 
   バ タ ン !!



三好「………」 ハァ…ハァ…

前田「三好……?」

三好「てやる……」

前田「え?」

三好「出てやる……ここから……!」 ギン!

前田「三好……」

三好(そして……勝つ……!)

三好( 今度こそ……勝ってやる……! ) ギン!

 

208: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:14:13 ID:As9
 
沼川「……やれやれ……行ったか……」

石和「もう……戻ってこねぇんだなぁ……」

沼川「おいおい、借金返す前提かよ」

石和「…返すだろ… アイツなら…」

沼川「……」


班長「………」


 それぞれの胸に去来する思い───!

  それは……嫉妬……
     羨望……
         恐怖……
     思慕……


黒服「薬だ、飲め」

(*^○^*)「…」 ゴクン

(*゙○゙*) フニャ…



三好「……」


班長「……」



     目を覚ませ……!


  勝つことは……偶然なんかじゃない……!



     賭博黙示録ポイジ
      地下チンチロ編

         完 
 









228: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:22:41 ID:As9
 
───

 おまけ黙示録ネガ田


(●▲●)「あのぉ……」

黒服「はい」

(●▲●)「ここで、ギャンブルが行われるって聞いたんですけど…」

黒服「はい、ネガ田様ですね。 お待ちしておりました。 こちらの屋敷になります」

 ギィィィィ…

黒服「お入りください」

(●▲●)「はい…」 スタスタ


黒服「他の方々は既にお待ちです」

(●▲●)「え、もう?」

(●▲●)「でも…薄暗くて良く見えない……」
 

   (*^○^*)


(●▲●)「あれ? ポイジくん! ポイジくんじゃないか!」

(●▲●)「良かったぁ、知り合いがいると安心……」


   (*^○^*) (*^○^*)
    (*^○^*)   (*^○^*)
 (*^○^*)   (*^○^*)



((●)▲((●))「ッ!!?!」
 

236: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:43:04 ID:As9
 
 バンッ(スポットライト)

司会「それでは! これより命を賭けたスペシャルなギャンブルの開始です!!」

(●▲●)「!? !?」

司会「それでは参加者を紹介します!!!」



  (*^○^*) 戦争なんだっ……!


 「 稀代のギャンブラー! ポイジ! 」




  (*^○^*) このゲームには必勝法があるんだ


 「 ライアーキング……! ポき山!! 」


 

237: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:43:34 ID:As9
 

  (*^○^*) カリカリカリカリ

 「 嘘喰い───! ポジハ目 ポク……!!」



   ('ω`)  シュウヘイ…!



  (*^○^*) 描き続けるんだ! 灰になるまで……!

 「 平成最後のフィクサー……! 平井ポン二!!」




  (*^○^*) 氏ねば助かるんだ

 「 闇に降り立った天才───! ポカギ……!」




  (*^○^*) 御無礼…

 「 一匹狼ギャンブラー……!  ポイ!!」


 

238: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:43:48 ID:As9
  
 
(●▲●)「……」

(●▲●)「………」

(●▲●)「き」

黒服「棄権は認められておりません」

(●▲●)「……」

  
   ギィィィィィ……



   バ タ ー ン !!



 

(;●▲●)「うわああああぁああぁぁああ!!! 凄く嫌な夢見たぁぁァァぁああぁ!!!」 ガバァッ!

  おしまい
 

239: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:44:43 ID:J5v
お疲れ様です

これはひどい夢やな……

241: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:45:05 ID:mNl
ポイジが終わってもいっぱい続編かけるね(ニッコリ)

243: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)02:46:35 ID:Ns0
スピンオフ不可避

247: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)03:16:08 ID:As9
 
───

 おまけ黙示録 黒崎

側近「黒崎様……!」

黒崎「何だ」

側近「質問状が届いております」

黒崎「質問状?」

側近「えー、『ポイジとカイジはどっちが強いの?』と」

黒崎「ポイジ君はいいとして、……その、カイジというのは誰だ」

側近「この賭博黙示録カイジという漫画の主人公のことかと…」 ドサドサ

黒崎「ふむ…」 ペラペラ



黒崎「なかなか面白かったぞ」

側近「それで、質問の方は…」

黒崎「ああ…まあ、私の見立てだと……」

黒崎「カイジ君の方に、分がある」

側近「! カイジの方ですか…!」

黒崎「ああ。 意外か?」

側近「はあ……何でしょう、カイジはどっちかというと、苦戦し続けているようなイメージでしたので…」

黒崎「うむ…それは、カイジ君が"縛りプレイ"をしているからそう見えるのだよ」

側近「縛りプレイ……?」
 

248: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)03:16:43 ID:As9
 
黒崎「ふむ、イチから説明するか。 まず、カイジ君は通常の思考力は30…覚醒すると80、といったところだ」

黒崎「ポイジ君は通常が60、本気を出せば75、といったところだな」

側近「最大値はカイジの方が高い、と……!」

黒崎「そうだ。 が、カイジ君の方が苦戦しているイメージになるのは…それは戦い方、スタイルの違いだな」

側近「スタイル?」

黒崎「そう。 カイジ君は、相手がEカードで挑んで来ればEカードで勝負する。 チンチロで仕掛けて来ればチンチロで勝負する」

黒崎「もし仮に、相手がボクシングで挑んで来ればボクシングで勝負するだろう。 彼はそういう男だ」

側近「はあ……」

黒崎「が、ポイジ君は……相手がボクシングで挑んできたら、拳銃で勝負する男だ」

側近「……」

黒崎「それが彼の武器でもあり……弱点でもある」

側近「弱点……」

黒崎「つまり、それはある種の"逃げ"なのだよ。 彼は相手が思いもよらぬフィールドで勝負する。 それは裏を返せば、相手の土俵で戦うには不安だということだ」

側近「なるほど……」

黒崎「一方、カイジ君は相手の用意した土俵で果敢にも戦い、そして勝っている……。 その意味で、私はカイジ君に分がある、と言ったんだ」

側近「はあ、なるほど、それで…」
 

249: 名無しさん@おーぷん 2015/11/18(水)03:17:33 ID:As9
 
黒崎「だが……二人が戦う、となると……これはもう条件次第だろうなぁ」

側近「条件……?」

黒崎「カイジ君が、ポイジ君に対してボクシングで挑もうとすれば、拳銃で殺される。 だが、ハナから『何でも有りの戦争だ』と認識して挑んだなら……?」

黒崎「当然、拳銃のアドバンテージは消える。 何しろ何でも有りだ。 想定の範囲内……相手の虚をつくことは困難になる」

側近「つまり、カイジ君の認識次第、だと」

黒崎「そうだ。 そして、ポイジ君にしてみれば、カイジ君の隙を突くことが出来れば勝ち、ということだな」

側近「はあ、なるほど……」

黒崎「しかし、このカイジというのは面白い漫画だな… 続きはないのか?」

側近「それが……なかなか続きが出ない漫画でして…」

黒崎「そうか…」

側近「はい…」

黒崎「……」

側近「あの…」

黒崎「む…?」

側近「よろしかったら、こちらのアカギ、金と銀、零、涯なんかもオススメですが……!」 バラッ

黒崎「!」


   「これいいこと言ってるな」 「あー、私も好きなんですよ」
    「このシーン」 「台詞いいね」 ワイワイ キャッキャ

      おしまい

 

ポイジシリーズリンク



 

引用元: ・http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1447771232/



1000: 名無しさん@お絵かきニキ